教員採用試験はじめの一歩:倍率や試験科目・日程等の基礎情報を仕入れよう

基本
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1.教員採用試験は情報戦

教採は「買い物」と一緒です。

買い物では、

今ある「円」というお金を使い、
「自分がほしい」モノを仕入れる。

という行動です。
欲しいモノには、
食料や趣味の道具、友だちと遊びに行く…
様々に考えられます。

教採は、

今ある「残り時間」というお金を使い、
「合格」に必要なモノを仕入れる。

という行動です。
必要なモノには、
筆記対策、模擬授業対策、面接対策…
こちらも様々に考えられます。

皆さんは、欲しいものがあれば、
本気になってググったり、
持ってる人から聞いたりと、
情報を集めますよね?

教員採用試験でも同じです。

合格が欲しければ、
まずは情報が必要になります。

これを怠ると、
不必要なモノに時間を費やし、
結果「不合格」
となっていきます。

正しい情報を仕入れ、
教員採用試験の合格を掴み取りましょう。

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2.倍率の傾向

受けようと思っている自治体の倍率は調べたでしょうか。
この倍率、校種によって、かなり違います。
例えば、京都府(2018年)を参考にしてみましょう。

小学校 3.9倍
中学校(国語) 8.9倍
中学校(音楽) なし
高等学校(国語) 6.6倍
高等学校(音楽) 22.0倍
養護 7.1倍

(H29年京都府教員採用試験倍率)

いかがでしょうか?
中学(音楽)は、なんと「なし」です。
倍率もかなり違うことが分かります。
ここで複数の免許を持っていると選択肢が出てきます。

3.日程

近隣自治体で日程が揃えられています。
概ね地方ごとです。

京都府を第一志望で考えている受験生を例にします。

京都市はもちろん、
滋賀県、大阪府なども日程が被ってきます。
同じエリア内の自治体は、
いずれか1つしか受験できないのが原則です。
地元採用を狙っているわけではない場合、
どこまでが同一日程エリアかを調べておきましょう。

ただし、例外もあります。

日程が被せてあるのは筆記試験だけなのです。
面接は、その特性上、複数日程で行われます。

つまり、昨年受験していて合格となった場合、
一次の筆記が免除になる自治体があります。

日程がズレる可能性が出てきて、
その場合は近隣自治体での受験が可能なのです。

これは、かなり大きく影響します。
活用できそうな方は視野に入れておくとよいかと思います。

4.試験科目

自治体や校種によって変わってきますが、
概ね次のような内容になります。

今取り上げられている「最新教育時事」も交えながら説明します。

※すべての自治体でこの順であったり、全部を行うとは限りません。
受験する予定の自治体のHPをチェックしましょう。

A 模擬授業

教員採用試験特有の試験です。

学校現場に出て、
一定の力量を発揮できるかを調べます。

試験官は始めから「すごい授業」ができるとは思っていません。
それでも、

学級崩壊を起こさず、まずは一年乗り切れるか
将来的に学年や学校を任せても大丈夫という可能性があるか

そういったことを試験します。

B 個人面接

文部科学省が求めている教師像の1つに、

人物重視

という傾向があります。
最低限以上の教養は必要です。
しかし、それだけに流されて、
成績上位者だけ、
スポーツや文化面で優れた成績を残した者だけを採用することがないようにと述べていま
す。

受験者自身が「魅力ある人物」かどうかを面接で確かめます。

C 集団討論・面接

教員採用試験の学習をしていくと出てくる言葉に、

チーム学校

という言葉があります。
多様性の時代になってきました。
保護者や地域のニーズが高まっています。

その全てに応えていくのは困難ですし、
理不尽な要求には応える必要の場合は回答の必要はないと思います。

しかし、ニーズの中に「学校がよりよくなるための方策」が隠れていることもあります。

そういったことに対応していくには、

自分の意見をしっかり伝えつつ、
相手の意見を受け入れながら、
1つの物事を創り上げていく

という『協調性』が求められます。
そういった協調性を確かめるのが、
集団討論や集団面接です。

D 小論文

自分の意見を論理立てて、端的に、求められた時間内に伝えることはできますか。

そういう力を確かめるのが、小論文です。

ニュースでも取り上げられている、

プログラミング思考

は、このような力の集合体です。

機械を使えればよい、
プログラムを書ければよい、
ロボットを動かせればよい、
こういうプログラミングが求められているのではなく、

自分の考えを筋道立てて説明できる能力

が必要とされています。

小論文では、論理立てて説明する能力が求められます。

E 筆記試験

主に3つに分かれます。
書店で対策本を探すと、この違いに困るので知識を仕入れておきましょう。

- 一般教養

高卒程度までの学力です。
国語、社会、数学、理科といった教科の内容があります。
また、
自治体特有の問題もここで出てきます。
「○○の花は何ですか」
のようなものです。

- 教職教養

法律です。
日本国憲法、教育基本法、教育基本法施行例といった、
教育に関係する法律問題が出されます。

- 専門教養

中高の教科や養護教諭など、
特に専門性が高く求められる問題が出ます。
小学校では、幅広に問題が出されるので、
一般教養と混ざってしまって書籍を見たときには少し分かりにくくなります。

F 実技試験

小学校の体育や音楽、中高音楽などでは実技があります。
もちろん求められるレベルは全く違います。

小学校で必要になるレベルは、
「きちんと練習してきましたか?」
というものです。

中高音楽では、
「その道で本気になって何年やってきましたか?」
というレベルです。

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5.まとめ

倍率、日程、試験科目といった基礎情報は、
今すぐに調べられます。
昨年のデータが各自治体のホームページに掲載されているからです。
早めにチェックして、よいはじめの一歩を踏み出しましょう。

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