【教採面接対策無料プリント】教育論3:小中一貫教育の考え方

先生
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中学校進学時の不登校やいじめの急増など「中1ギャップ」が問題視されています。また、教育内容の量的・質的充実への対応や、少子化に伴う社会性育成機能の強化なども小中一貫教育が取り組まれる理由となっています。

小学校と中学校の違いを整理しておくと、回答しやすくなります。具体的には次の5つです。

小学校中学校
①授業形態の違い学級担任制教科担任制
②指導方法の違い
丁寧・きめ細かい
活動型の学習が多い
スピードが速い
講義形式が多い
③評価方法の違い単元テスト中心定期考査中心
④生徒指導の手法の違い丁寧・きめ細かい規則に基づいた厳しい指導の傾向
⑤部活動の有無一部のみ実施放課後・休日の過ごし方が変化

引用:文科省「子供の発達や学習者の意欲・能力等に応じた柔軟かつ効果的な教育システムの構築について (H26答申)」

例文

私は小中一貫教育について、最も留意すべきことは小中学校のそれぞれの教員が校種の違いを理解しておくことだと思います。小学校高学年担任であれば児童に配慮した上でスピードを速くした授業展開を意図的に行う、中学校低学年担任であれば活動型の授業を意図的に行う、といったことを実施します。そうすることによって校種による変化を減らしつつ、子どもたちが授業への負担を減らすことが、生徒指導上の課題などにも対応しやすくなるのではないかと思います。

先生
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「意図的に行う」という言葉を繰り返しています。作文の場合は一つにまとめるのが標準ですが、話法としてはわかりやすく伝えるテクニックとなります。

■【小6から中1で不登校が倍増】
H30の文科省データでは、小6は約1.4万人、中1は約3.1万人と倍増しています。

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