【教員採用試験】指示発問まるわかり模擬授業:社会「都道府県」

まるっきり模擬授業をやったことのない方も大丈夫

受験生(先生役)が声に出す言葉をそのまま紹介しています。

実際につぶやきながら試してみましょう。
模擬授業の雰囲気がわかるかと思います。

条件

時間:7分
子役:他の受験生
授業内容:
小学校4年生の社会「都道府県」の導入を実施
※途中で終わっても構わない

全体の流れ

実際の授業でも多くみられる構成ですが、
導入、展開、まとめの3つのパート
に分けています。

導入:児童の全員がわかる地元の都道府県

授業のスタートは『分かりやすいこと』が重要です。
全員が知っているだろうことで、かつ、興味があることから開始するとよいです。

先生やみんなが住んでいる所はどこですか?

◯◯町
◯◯市
◯◯県
発表できた児童を認める。
「いい声」
「確かに」
「なるほど」
等の短い言葉で伝える。
※時間切れになってしまう原因の多くは「構いすぎ」です。
適切に対応することは必要ですが、長くなりすぎないようにしましょう。

今日はこの中でも『都道府県』について勉強していきます。

板書:都道府県を知ろう
ノートに書けているかを確認する。

先程、町や市・県が出ました。
その中のどれが都道府県だと言えますか?

児童役:〇〇県

同じように思った人はいますか。

ほとんどの児童役が手を挙げると想定される。

しっかりと手が挙がっていて素晴らしいクラスですね。
先生、こういうことがきちんとできる皆さん、とっても立派だと思います。
そうなんです。
都道府県は、都・道・府・県とバラバラに使います。
先生やみなさんが住んでいるのは「〇〇県」ですね。

板書:□□小のみんなは「◯◯県」に住んでいる。

展開:思考を促す主発問

では、次です。
しゃべってしまいたくなるかもしれないけど、ガマンしてくださいね。

「書く作業」をさせるため、あらかじめ予告して口々に言うことを抑える。
こうした微細な配慮が大切。

『〇〇が有名な□□県』『〇〇がある□□県』のようにできるだけたくさんノートに書いていきましょう。
例えば、どのようなものがありますか。

「お茶が有名な静岡県」
「東京ディズニーランドがある千葉県」
「博多ラーメンが有名な福岡県」
児童役に例示をさせることによって、考えにくい児童の補助となるようにする。

板書:下記のような表を作成する。

有名なもの・場所 都道府県

有名なもの・場所都道府県
お茶
東京ディズニーランド
博多ラーメン
静岡県
千葉県
福岡県

4年生から地図帳の学習も始めました。
地図帳を開いて見つけられたものも書いてよいです。

先ほどと同じように探させ、発表をさせる。
まだ当てていない児童役を中心に指名をする。

この中で面白そうだな、と思ったものはありませんか。

「東京ディズニーランドがある千葉県」
他のものでもよいが、地図帳で確認が可能なものを選択させる。

これって本当ですか?
千葉県にあるのに、東京ディズニーランドって不思議です。
念のために確認してみましょう。
地図帳の中から「東京ディズニーランド」を探して赤鉛筆で丸囲みをします。

実際は地図帳や教科書は配布されないことが多いので、あるものとして作業をさせる。

見つけたら、手を挙げて先生に教えてください。

「すごい、もう見つけたの?」「早いですね」のように評価をする。

もう見つけた人は、近くの友だちに教えてあげましょう。
こうやって教え合えることは、お友だちと勉強をする中で大切なことですよ。

こうした「教える部分」は話をするだけでは終わらせないようにする。
子役の受験生に向かって、
「もう教えてあげようとしているの?えらい!」
のように『まだやっていないけれどもやろうとしていること』を伝えるようにするとよい。
こうした話し方は実際の学校現場でも活用できる。

次の問題は、みんなが作ってみましょう。
必ず地図帳の中にある場所で考えます。

残り時間によって発表させる人数をコントロールする。

まとめ:次時につながる広がり

まとめは短く話します。

それぞれの都道府県には特徴があります。
どの都道府県に、どんな特徴があるのかを調べるといったことができると、社会がただの暗記ではなく楽しい学習になっていきますね。
これで授業を終わります。

あまりないとは思いますが、早めに終わることがあれば、それでも大丈夫です。
大体時間の8割を超えていれば問題ありません。

解説

7分でまとめるとこのような形になりますが、いかがだったでしょうか。
もちろんこれをそのままやりましょう、というものではありません。
あくまで一例ですので、これを参考に受験生の皆さんがより行いやすい形に変えていただければとおもいます。

実際の教員採用試験の模擬授業では、

時間内に終わることはほぼない

と思っていた方がよいです。
割合的には9割以上の方が、試験官から「時間です」という一言で授業を止められるのです。

当日授業内容を構成する場合は、時間のことまで考えるゆとりがありません。
一次試験後に授業内容が知らされる場合でも、緊張やその場での対応で時間が押していきます。

それが合否に影響するか。
これは影響しないです。

試験官は「時間内に追えられる受験者が少ない」ことは分かっています。
だから心配せずに堂々とやってくださればと思います。

実は時間のことよりもずっと大切なことがあります。
それは、

楽しそうに授業をすること

です。

授業の量が少ない受験者であっても、それはできます。
楽しく、元気な受験生は、採用してからも伸びます。
試験官はその伸びしろをみたいのです。

ぜひ、みなさんの楽しい授業を展開してください。

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