【教員採用試験】平均倍率3倍だからこそやるべき5つの準備
受けたら受かる?教員採用試験
教員採用試験の平均倍率が3倍を切りました。
ブラックだ。
心を病む人が多い。
人間関係がややこしい。
休憩時間がない。
ネガティブな情報が多く流れ、教員を志す方の数は減少の一途をたどっています。
確かにそういった一面もあります。
ただし、あまりに一方的だな、とも思います。
他の職業でも同様の問題はありますから。
教員を守るつもりはありません。
課題は課題です。
その上で、建設的に教員への就職について考えていく必要があります。
そこで、今回はそういった時代であっても、教員を目指す方がどんな気持ちや行動で採用試験に向かえばよいかを5つ紹介します。
1 甘えない
教採コンシェルジュに初めて来られる方の中には、声には出さなくとも、
倍率が低いから多分大丈夫
という謎の自信を持っている方がいらっしゃいます。
大間違いです。
3倍は、
3人に2人は落ちる倍率
です。
受かる方の多くはギリギリ合格ではありません。
どんな試験でも共通しますが、学力十分、面接&模擬授業も安定という方が上位を埋めていきます。
その残りの枠をギリギリの方が争うのです。
模試を受けてC~D判定の方が時の運を味方にして受かる、というのはなかなかありません。
まずは甘えを捨て、学習をする、という意識を持ちましょう。
2 学習はトレードオフ
世の中のほとんどすべてのことはトレードオフです。
時間やお金などを引き換えに欲しいものを手に入れます。
買い物はわかりやすいですね。
靴を買うために○円払う
という形です。
これは体験にも適応されます。
ダイビングのために○時間かけて移動し、○円を払う
またスキルも同様です。
英語ができるようになるために、ネット英会話に月○円払い、○時間の練習をする
教採も同じ考え方になります。
合格をするために○円の本を買い、○円の模試を受け、○円の講習を受け、○時間勉強する
考え方として、いくら使い、どれだけの時間を費やすのか、ということは考えるべきです。
よく言われるのは、
約35万円
600時間
ですが、これも人によって異なります。
いずれにしても、
無料、ゼロ時間で受からないことは確実
です。
3 はじめに勉強時間を確保
1日はだれでも等しく24時間です。
となると、その24時間をどのように使うのかがポイントになります。
仕事がある
講義がある
バイトがある
デートがある
様々あれど、まず確保するのは『勉強時間』にしましょう。
4 模試に申し込む
教採対策模試は各社で毎月のように実施されています。
予備校などに通う予定のない方は、
まとめて申込み
をしてしまいましょう。
学習の成果を自分自身で把握しておくためです。
毎月申込みをしよう、と思っていると、
今月はいいか
お金ないしな
振込に行く時間がない
のように『やらない理由』が出てきます。
こういう思いは一度出てしまうと、実行されてしまいます。
やらなくなってしまうのです。
みなさんにも、やろうと思っていたことをやらない選択肢にしてしまったことはありませんか。
やらない理由を考える前に、まず申込みをしてしまいましょう。
5 環境はいきなり変える
次のような考えをする方が多いです。
まだ1年前だから1日30分でよい。
当面は1日1時間を目指そう。
仕事(講義)があるから週末に集中して頑張ろう。
こういった方は最終的には次のように考えていることが多いです。
慣れてきたら、1日○時間勉強しよう
しかし、慣れるということは永遠にやってきません。
なぜなら慣れるというのは、上記の青囲みで言うと『1日30分の環境』に慣れるだけだからです。
こういったことは、行動学の面からもエビデンス(客観的証拠)があります。
そこで、環境はいきなり変えることが必要なのです。
今日からトップギア、合格までトップギア
の状態にします。
教採コンシェルジュに来ておられる方が、学習時間を確保するために実際にやっている工夫を3つ紹介します。
case1:トイレにスマホ
スマホには、1日何時間どのアプリに時間を費やしたかが分かる機能がついています。
この方は平日1日4時間。
本人も驚くほどの時間でした。
スマホをそれだけ触っている自覚がなかったのです。
※本人は1日1時間程度とおっしゃっていました。
そこで、家に帰ったら、トイレにスマホを封印することにされました。
通知が来ても、全くわからない状態にして、です。
初めの方こそ「何か大切な連絡があったら」という気持ちになったそうですが、すぐに慣れました。
ポイントは、集中を阻害するものは手元に置かないことです。
case2:ノート50冊一括購入
Amazonなどで大量購入が気軽にできます。
この方は、それを利用してお気に入りのノートを50冊購入されました。
9月から勉強を開始。
初めは2週間に1冊ペースでしたが、ノートの使い方が自然になってきてからは、
1週間に1冊以上のペース
になりました。
最終的には、5月下旬に使い切ったノートの山となっていました。
写真をいただけたらとお願いしていますので、頂けたらまた公開させていただきます。
ポイントは、初めからゴールを設定することです。
case3:どこに行っても勉強できる環境づくり
この方は、集中力が続かないとおっしゃっていた方です。
場作りからすることにされました。
リビングでは、教職教養セット
自室では、一般教養セット
風呂では、専門教養セット
カバンの中は、面接対策ノート
のようにです。
また、同時にストップウォッチも置いていました。
どこに行っても、
まずは30分だけ勉強してから好きなことをする
と決めたのです。
1週間続けると、30分より長く勉強ができる時も多くなった、とおっしゃっていました。
ポイントは、自分に合わせたルール作りです。
まとめ:今、やりましょう
以下のことは、すぐにできます。
今日から始めることも可能です。
1 甘えない
2 学習はトレードオフ
3 はじめに勉強時間を確保
4 模試に申し込む
5 環境はいきなり変える
明日、近いうち、と言っている間は何も変化しません。
変えるのであれば今日なのです。
ぜひ、みなさんが教員採用試験を合格することをお祈りしています。
2023年教採の合格を目指す
すべての皆様へ
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