【受かる模擬授業】教採用10分シナリオ「国語辞典はじめの指導」

「国語辞典はじめの指導」授業を全公開

教員採用試験でタイトルのような問題が出たら、皆さんはどのような授業を行いますか。

場の空気は、なかなかシビアです。

今までの自分の努力やスキルを見る試験官が2人、こちらを向いています。
その机上には、ギリギリになったら鳴らされるだろうベル。
前には、ライバルだろう他の受験生。
後ろには、黒板とチョーク。

教採でなければ逃げ出しそうな空間。

それでも、声を張り、笑顔をベースに、10分程授業をしなくてはなりません。

どのように授業を展開すればよいのか、それを今回は紹介します。
参考にしていただき、ご自身の使いやすい形に変化させ、活用くださればと思います。

条件

教科 国語
学年 小学校3年生
単元 国語辞典
子役 他の受験生が5人
時間 10分
内容
国語辞典のはじめの指導を行いなさい。
実際に国語辞典は配布しません。
時間となった場合は途中でも止めます。

授業の説明・指示・発問・対応など

導入

説明 皆さんの前にある分厚い国語辞典を使ってこれから勉強していきます。

まずは場面設定をします。
他の受験生にわかるように説明をするということです。

確認 国語辞典をもう開いてみた人はいますか?

「はじめて=使っていない」というわけではありません。
実際には、開いてみた児童がいる方が自然です。

対応 たくさんの人がもう開いていますね。
発問 ではさっそく言葉を調べてみましょう。「赤」のページを開いたら立ちます。

叱るために立たせたわけではないので、立ち上がったらすかさず褒めます。
「すごい!」
「早い!」
「もう?」
のようにです。

いきなり国語辞典の指導に入ります。
指導といっても、一から十まで『教える』のはよくないです。
大人でも何となく分かることは『触って学ぶ方が効率的』です。
新しいスマホを買った時などは、触って覚えますよね?
説明書を読んでから使うということはありません。
はじめから、児童に辞典を使って調べさせて、どのくらいできるのかを見た方が、先の流れが組みやすくなります。

指示 まだ見つけられない人は、友だちと協力して探してもよいです。

単元の始まりです。
自力だけでは進めにくい児童は協力させることによって対応します。

説明 座っていいです。国語辞典は、今みんながやったようや言葉を調べる道具です。

確認のために立たせたので、すぐに座らせます。
それから、国語辞典についての説明を短くします。

展開

説明 皆さんの頭の中にも今まで勉強したり、使ってきたりした、たくさんの言葉があるかと思います。これを皆さんの『頭の中の辞典』とします。
発問 頭の中の辞典で「海」を調べてノートに書きます。

思考をさせる場面です。
考えさせる場合「作業指示」も同時にします。
今回であれば、ノートに書く、です。
このようにして思考を「見える化」します。

また、思考時間はもったいないので5秒ほどで次に進みます。

発問 迷ってしまうな、など先生に聞いておきたいことがある人はいますか?

なければすぐに先に進みます。
もしある場合、想定される質問は「海という言葉は使ってもいいですか?」といったものでしょう。
こうした質問はあらかじめ想定しておき、答えられるようにしておきます。
「海という言葉を使わないで、海を説明するんですよ」のようにです。

説明 頭の中で海、書けたことにします。それでは発表しましょう。

ほんの少しですが間が空きます。
そこで再度発問を短く言うことで、これから行う学習内容をはっきりさせます。

例えば、次のような回答があるかと思われます。
①「しょっぱい水がたくさんあるところ」
②「川の終わりにある場所」
③「地球の7割の場所」
こういった児童の発言には、短く対応します。
「同じように思った人?」
「先生も思いつかなかった!」
「よく知ってるなぁっ!」
③のようなマニアックな回答もあり得ます。
○○博士のような児童は、こういった回答をすることも多いのです。
そういった回答には『驚く』というのも大切な対応技術です。

こういったものは、先生が整理して、板書していきます。

まとめ

指示 それでは国語辞典にどのように載っているかを調べてみましょう。
海を調べます。

指示 調べられた人はいくつかの意味が載っていますね。
その中で今調べている海の意味を赤線で引きます。

説明 例えば、次のように載っています。
地球上の陸地でない部分で、全体が一続きになって塩水をたたえている所。地球表面積の4分の3を占め、約3億6000万平方キロメートル。

事前に調べておけない場合もあります。
そういった場合は、簡単な文面で自分で作って構いません。
『○○のように載っています』
として、少し濁して説明しておきます。
こうしたことも小さいことですが、大切な対応技術です。
もちろん学校現場では教材研究をしてから進めます。

発問 「頭の中の辞典」と「実際の辞典」を調べてみてどうでしたか?
近くの友だちと話し合ってみましょう。

まとめは書かせるだけが方法ではありません。
このように交流させる方法もあります。

説明 次の時間は、辞典の調べ方などを更に詳しく勉強していきましょう。

授業解説:声に出して練習しよう。

話し言葉や解説を読んだだけでは実際の試験で使える力になりにくいです。
何秒かかるのか、しゃべる時の間の取り方は、どのくらいのペースなのか、などがわかりにくいためです。
ぜひ声に出して読んでみましょう。

それができたら次のステップです。
誰かを相手に模擬授業をしてみましょう。
なかなかうまくできないため恥ずかしいですし、緊張もします。
それでも、やってみた方がよいです。

本番で「うまくできなかった!」となるよりも練習で修正した方がよいから

です。

ぜひ、この練習が教員採用試験の突破に活きることを願っています。
がんばってくださいね!

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