【直前対策】教採に間に合わせる!具体回答例付:自己PRの答え方
直前対策は可能か
結論からお伝えします。
個人面接に関しては直前対策が可能
です。
特に「型通り」に回答する部分では、人によってかなりよい効果をもたらします。
ただし、安定した力にはなりません。
試験官の不規則な質問や予測していなかった質問には回答しきれません。
あくまで一夜漬け的な形です。
それでも『やった感』は出せますから、今からでもできることはしていきたいという方は、ぜひご一読くださればと思います。
そもそも自己PRとは
自分自身の紹介です。
「そんなの当たり前だけど…」
と思われる方は間違っている可能性ありです。
その当たり前ができなくて落とされている方が本当に多いです
『学生バージョン』自己PR
早速、実例を『学生バージョン』から見てみましょう。
自己紹介をしてください。
↓
はい。
受験番号111の田中〇〇です。
現在は△大学教育学部に在籍しています。
野球部の会計担当として、学業だけではなく、スポーツや事務処理でも活動をしています。
まず、一言目の「はい」がきちんと言えない方がいます。
試験官に届くかどうかのギリギリの声なのです。
試験官の向こう側にある壁に届くよう声を出しましょう。
次に、所属です。
大学生の場合は、自分の所属を話すことに慣れていません。
ですが、社会人としては常識です。
最後に「野球部」という自分のウリを伝えます。
これだけですと、試験官は「次に何を聞けば?」という状態になってしまいます。
そこで、簡単に何をしていたかを伝えましょう。
『教員バージョン』自己PR
次は『教員バージョン』
自己紹介をしてください。
↓
はい。
受験番号111の田中〇〇です。
現在は△市立◇小学校に在籍しています。
5年生担任、国語研究会、安全主任を預かっています。
まず、先方に正しく分かるように伝えることが大切です。
正しくは『△市立◇小学校』の部分です。
略称で『◇小学校』と伝えてしまうことがないようにしましょう。
また、他府県の方は『●県△市立◇小学校』のように、都道府県名も添えます。
学生でも、教員でも、ポイントとなるのが、
30秒程度で短く伝える
ということです。
「2分ほど自己PRを話してください」
のように時間を伝えられない場合は、どの回答も短く答えるようにしましょう。
ウリは一点突破
まずご自身が試験官になったらと考えてみてください。
10分で学生や講師の魅力を3つも4つも聞けますか?
これは難しいです。
どうしても広く浅くなってしまいます。
狭く深く聞くことで、その人物のことが分かる
という方が一般的です。
これを面接に当てはめて考えてみます。
ダメな例:広く浅く話す
ご自身の長所だと思う部分を教えてください。
↓
はい。
大学ではボランティアサークルに所属し、4年間で様々な経験をしました。
高齢者施設、児童養護施設、障がい者関連の施設、自治体が募集する夏祭の手伝い、などです。
初めは、友人に誘われて行っただけだったのですが、自分自身が誰かの役に立てるということに魅力を感じ、継続して行うようになりました。
このような体験から私は自分の長所を、誰かのために役立てる、継続できる、そして自ら動くことができる、といったことだと考えています。
一点突破と考えると、結論から話すことができます。
しかし、長所がこの例では3つも出てきます。
ですから最後に持ってこざるおえないのです。
最後まで聞かないと質問の回答にならない場合、何を話しているかわからない、聞かれたことそのものを忘れてしまう、ということにつながります。
また、事例として高齢者施設、児童養護施設、障がい者関連の施設、自治体が募集する夏祭の手伝いが挙がっています。
例を挙げる場合は、
安定の数字『3』
を使うようにしましょう。
日本人にとって、聞き取りやすい数だと言われています。
よい例:狭く深く話す
ご自身の長所だと思う部分を教えてください。
↓
はい。
誰かのために役立てることだと思っています。
大学ではボランティアサークルに所属し、高齢者施設、児童養護施設、障がい者関連の施設などで、様々な経験をしました。
精一杯お手伝いをする中での「ありがとう」という言葉の美しさがうれしく、継続して4年間行っています。
一点突破をする最大のメリットは、
結論から話せること
です。
試験官は「聞かれたことに答えない」受験生を避けたがります。
学校現場でも同じことをするからです。
ここでも、そのメリットを活かし、
結論から話しています。
また、事例が4つから3つになったことで聞き取りやすくなっています。
これは、一度話してみたり、聞いてみたりするとよく分かります。
そして、
会話が入っている
ことに好感を持ってもらえます。
受験生が心から感じたことを表現にするには「誰かから伝えられた言葉」が効果的だからです。
心がけるのは「対話」
個人面接では、
対話
が重視されます。
もちろん基本的には、みなさんが伝えるのですが、
だからと言って試験官と対話をしなくてよいというわけではない
のです。
実例に進みましょう。
ダメな例:受験生一人で話し切る
なぜ教員を志望したのですか。
↓
はい。
中学校の時に出会った教員がきっかけです。
私はバレーボール部に所属していたのですが、些細なことから仲間とケンカをして、人間関係を崩してしまいました。
6人対4人といった構図になってしまい、それから2週間経ちました。
私は人数の多い6人の方だったのですが、その状況に耐えられなくなり、先生に相談をしました。
その時に先生が「気が付けなくてごめんなさい」と、私たちのために謝り、そこから毎日遅くまで対応してくださったのです。
全員を集めての話し合い、全員の家への家庭訪問、人間関係が戻ってからもそういったことは卒業まで続きました。
今、働き方改革が進み、その先生と同じ行動ができるかわかりません。
でも、その想いは繋げることができます。
私はそういった想いを形にするために教員を志望しました。
一見すると、具体的で分かりやすいです。
しかし、一方的に伝えるだけになっています。
話が30秒以上になる時は、試験官に一度話を渡してしまってから対話を続けるとよいです。
こういったことは意外と簡単です。
普段、みなさんが友人と話している時は自然に行っていることです。
よい例:試験官との対話を心がける
なぜ教員を志望したのですか。
↓
はい。
中学校の時に出会った教員がきっかけです。
私はバレーボール部に所属していたのですが、些細なことから仲間とケンカをして、人間関係を崩してしまいました。
6人対4人といった構図になってしまい、それから2週間経ちました。
私は人数の多い6人の方だったのですが、その状況に耐えられなくなり、先生に相談をしました。
その時に先生が「気が付けなくてごめんなさい」と、私たちのために謝り、そこから毎日遅くまで対応してくださったのです。
ご自身の家庭もあったのに、私たちを優先してくださいました。
↓
A 先生は大変だったでしょうね?
B そのような先生に魅力を感じたからですね?
C 働き方改革も言われている中、今は同じことができないかもしれません。
↓
全員を集めての話し合い、全員の家への家庭訪問、人間関係が戻ってからもそういったことは卒業まで続きました。
今、働き方改革が進み、その先生と同じ行動ができるかわかりません。
でも、その想いは繋げることができます。
私はそういった想いを形にするために教員を志望しました。
赤字のところで受験生が、
試験官との対話を導く
形になっています。
ですから、試験官がABCの何を話したとしても、その後に話すことは変わりません。
お互いに話したいこと、聞きたいことをコントロールするのが対話です。
日常生活でもよく行われていることですので、意識されるとよいかと思います。
まとめ:自分自身をキーワード化する
短時間でできる「自己PRを伝える時のポイント」は、
1 当たり前を外さない
2 一点突破
3 対話
です。
面接までの残り時間が短い場合は、一点突破のために、
自分自身を表す言葉をキーワードとしてノートに記す
といったことも効果的です。
ぜひお試しください!
2023年教採の合格を目指す
すべての皆様へ
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