【教採コンシェルジュ独自分析付き】京都府の教員採用試験情報

1 京都府の合格に向けた分析

学生でも、講師でも、社会人でも、今までに様々な経験をしてきています。それを「言語化」できるでしょうか。というのも、京都府の個人面接質問では、次のことが比較的多いと言われているからです。

今まで経験したことを教員として児童生徒にどう伝えていくかという質問

自分の経験してきたことだから話せるというのは、かなり甘い考えです。自分自身は経験してきているから理解できていることであっても、試験官はそれを経験してきていません。わずか30秒から1分ほどで、その経験を伝えるというのはなかなか難しいことなのです。

練習をせずにこのような試験に望んだ場合、ほとんどは経験してきたことだけを伝えてしまいます。「バレーボールを10年やってきました、高校3年生の時には部長になり、部員をリードしてきました」のようにです。その時の喜びや大変さといった感情が抜けてしまうのです。せっかくであれば「実は部員をまとめるということが大変難しく、半ばバラバラになりかけたこともありました。その時に、一人の力だけではどうにもならないことでもチーム一丸となって取り組めば、うまくいくということを学びました」のように初めから伝えることができれば、試験官に好印象を与えることができます。

より良い形に面接を持っていこうと考えた際に不可欠なのが、面接対策のノートづくりです。自己紹介や経験してきたことなど、自分自身のこと、教育のことなどを聞かれた時に回答できるよう『想定問答集』を作成していくのです。

合格する方の大半は、こうしたノードづくりを少なからず経験しています。できるだけ早い段階からこのような準備を進めていきましょう。

2 京都府の教員採用試験問題(一部)

問題例―令和3年度分

(2021年度)

・筆記問題(一般教養)

次の①~④の人物は。2000年以降にノーベルを受した日本人であり,a~dはノーベル賞の受賞理由である。人物と受賞理由を正しく組み合わせているものはどれか,下のアーオから1つ選びなさい。

➀中村修二 ②南部一郎 ③本度佑 ④下料

a禄色做光タンパク質「GFP」の発見と応用

b素粒子の成り立ちにかかわる「自発的対称性の破れ」の発見

c高度で省電力の白色光源を可能にした青色発光ダイオードの発明

d免校チェックポイント阻害因子の発見とがん治酸への応用

 

・面接試験(個人15~20分)

今まで経験したことを教員として児童生徒にどう伝えていくかという傾向の質問が多い。

 

・模擬授業

授業単元は既に提示されている5つの単元の中から自分で選び準備して作っていく。(12分間)

その後、2分間で反省点と授業のねらいを説明。

3 京都府の教員採用試験情報

自治体名京都府
出願方法電子申請・郵送・持参
願書期間4月22日〜5月14日(郵送・持参の場合22まで)
1次入試日程6月26日,7月3日,4日,10日,11日のうち指定された1日
1次入試内容筆記試験(小論文・専門教科)
面接試験(個人・集団)
合否結果時期8月3日
2次入試日程8月12日,13日,16日(実技)・8月18日〜24日(面接)・8月21日(筆記)
2次入試内容実技試験
面接試験(個人面接・教育力実践テスト)
筆記試験(一般教養)
合否結果
9月21日
HPhttp://www.kyoto-be.ne.jp/kyoshoku/cms/?page_id=19

※本情報は2021年の教員採用試験情報を元に作成しております。最新の情報については、必ずリンク先の自治体ホームページ等でご確認ください。

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