【教員採用試験】合格する模擬授業は開始前後の「動き」と「発声」が違う

場に飲まれない空気づくりが8割

教員採用試験の場は特殊です。
学校現場で行う「授業」とは、かなりの部分で異なります。

その中で最も大きいのが『緊張感』です。

にこりともしない試験官。
やたらにこにこしている試験官。

いずれにしてもプレッシャーです。

子役がいないため一人芝居の模擬授業。
自分の順番で精一杯の受験生が子役の模擬授業。

こちらもプレッシャーです。次のようになります。

手足が震える
背中にまで汗をかく
声も通らない
笑顔がひきつる

こういった状態が「場に飲まれる」ということです。

試験官は初めから受験生の授業は上手だとは思っていません。
講師でも数年、学生でしたら数回。
何年も続けてきた教員に指導をする立場の試験官です。

うまい・下手を期待しているのではないです。
何を見るのかを一言で言うと、

この受験生に30-40名の児童生徒を預けても大丈夫か

です。しっかりと立ち、良い表情で、通る声で話しているか。
これらは緊張場面では出しにくいものばかりです。
そうならないためのポイントは開始前後にかかっています。

授業の組立よりも前の段階で合否はほぼ決まります。
「動き」と「発声」に絞って考えていきましょう。

始まる前から始まっている「動き」

「それでは次の受験生はお願いします」
とコールがあり、黒板やホワイトボードの前に移動します。

「始めてください」
と言われ、表情を作り、架空の教科書や教材を手に取り、模擬授業を開始します。

このスタートのわずか30秒未満の時間で試験官は付ける点数の大枠を決めています。
本来であれば「始めてください」という言葉からが採点なのですが、実際はそうではありません。

それまでに受験生は試験官に採点要素の情報を与えています。

席の立ち方。
歩き方。
振り向き方。
前に立った時の振る舞い。
それらの時の表情。

これらの時に背中が丸くなっていたり、ガチガチに動いていたり、明らかに緊張した表情を浮かべていたとします。
試験官の心証はどうなるか、わかりますよね?
当然、だめかな、となります。

実際に始まってから、わずか数分の時間で、それを取り戻すことはできません。
心理学的に考えても、初めに与える印象は大変大きいのです。

堂々と立つ。
自信を持って歩く。
振り向く時に全体を見る。
両足に等しく体重をかけ立つ。
無理な笑顔でなく、自然なにこやかさを保つ。

こうしたことが実際の模擬授業で試験官によい印象を与えます。

言葉を置いてからの「発声」

「教科書◯ページを開きます」
「先生、今日はすごいものを持ってきました」
「◯月◯日とノートに書きましょう」

のように、第一声を話すでしょうか。

悪くはありません。
いきなり授業に入るという選択肢は短時間の模擬授業で高い効果を出します。

しかし、ベストではありません。
ほんの少し『ハンドルの遊び』のような部分を作ると、もっとよくなります。

それでは授業を始めます。教科書◯ページを開きます」
なんと!先生、今日はすごいものを持ってきました」
準備はいいかな?よし。◯月◯日とノートに書きましょう」

枕言葉にこうした言葉を置きます。
短い言葉ですが、こうした言葉で「自分自身の声を調整」できます。
小さすぎないか、大きすぎないか、噛むならここで噛んでしまう。
様々なよい効果が得られます。

子役がいる場合は、そちらにもよい効果が得られます。
スタート時は、子役も準備ができていない状態です。
始めに聞けなくても大丈夫な言葉を言われることで準備ができます。
その後の重要な言葉を聞き逃さなくて済みます。

ほんのちょっとの自分自身への配慮

これらは子役の方に向けてというのはもちろんですが、何よりも自分自身によい効果をもたらします。
受験時にほんのちょっと気を遣っていただくだけで、皆さんの模擬授業がグンとよくなるかと思います。

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