「感覚過敏」2つの対応のポイント

感覚過敏という言葉を聞いたことがあるでしょうか。この感覚過敏がある児童生徒は一定数います。特に発達障がいがある場合、この割合は高くなります。

五感全てに感覚過敏はありますので、視覚、聴覚、嗅覚、味覚、触覚、いずれでもケースがあります。高い音が苦手な聴覚過敏、靴を履きたがらない触覚過敏、反対に寒さや痛さに鈍感な場合もあります。

このような感覚の違いは、クラスの中で違和感を起こすことがありますので、それらを和らげる方法を考えるとよいです。

和らげるための方法としては2つ考えられます。

1つはツールの活用です。聴覚過敏の場合はイヤホンやヘッドギアの使用、触覚過敏の場合は握り玉を持たせるといった対応です。

もう1つは環境の調整です。肩を手の平でトントンと叩く代わりに、指先でトントンとする。周りの友達に、海で日焼けした後は触られたくないほど痛くなる。それと同じように感じる人もいる。このように説明をするといった対応です。

感覚過敏は自分自身で調整ができません。先生がわがままだと決めつけて無理強いすることは虐待につながる行為になってしまう場合もあります。

家庭での対応や対策を伺いつつ、学校での方法を探る。このようにしていくと感覚過敏の児童生徒への対応がスムーズに進みます。

こういったことを知っておくと、教員採用試験でも、実際の学校現場でも役立てられます。

 

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