「辛い…」そんな時の2つのアドバイス

「辛いです」と新規採用された先生から連絡をいただきました。1年以上の準備をして、必死に勉強して、やっとなった教員。それなのにもう休みたいという話でした。

聞いていると、子どもと接しているときは楽しい。しかし、早朝出勤で平均21時退勤や時間外の会議、学年主任の意図がわからない指示。そういったものが辛いという話でした。

前提として考えておかなければいけないのは、残業については、どの職種業態でも一定はあるということです。民間企業だと初めから残業ありきの給与体系になっていることもあります。自治体でも17時から20時までは残業代をつけないという明文化されていないルールがあるところもあります。ブラックなのは教員だけではないというのが、今の日本の現状です。

とはいえ、こういった話をしても解決にはなりません。かといって、運が悪かったと諦めることも難しいでしょう。そこで2つのアドバイスをしました

①管理職に相談をする。

学年主任の指示といったあやふやなものについては、管理職も対応しづらいです。ただし出勤時間は、働き方改革の関係から管理職はかなり繊細になっています。心の不調をきたしそうだ、まずは時間通りに帰ることから変化させても構わないか、と伝えた方がよいです。こうしたことを伝えるのは恥ずかしいとか、悪いことだ、のように思う方もいらっしゃいます。しかし、これは当然の権利です。それを破棄するような勤務体系をしている現状があることを変えたいというのは伝えた方がよいです。

②法律的なバックボーンを持っておく。

具体的には弁護士とつながっていることが重要です。最近の教職員保険の中には、弁護士相談が付帯でついているものがあります。保険ではなくても、知り合いに親身になってくれる弁護士さんがいることは、それだけで心の支えになります。管理職や学年主任といった内部だけではなく、保護者もクレームを入れてくることもあります。何が正しくて、何が誤っているのか、強く言われるとその判定が分からなくなってしまいます。そうした時に、親身になって自身を守ってくれる弁護士が知り合いにいると心強いです。

今回は①をアドバイスして、②の弁護士を紹介しました。教採コンシェルジュスクールに入っておられる方は、先生コンシェルジュグループにも無料で入れます。これは、授業や生徒指導の事はもちろん、学校には他にも様々な課題があります。自分だけの力では乗り越えられないことも多いです。そうした時にアドバイスをもらえる場所です。

スクールに入っているけれども先生コンシェルジュグループには入っていない方は、必要であれば越智まで個人ラインでご連絡ください。

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