【教採コンシェルジュ独自分析付き】大阪府の教員採用試験情報

1 大阪府の合格に向けた分析

大阪府の教員採用試験は、筆記の中で教育原理のなかでも人権・同和教育に関する内容が頻出です。

下記の過去問にあるように「いじめ」に対する対策について、どの場面でも答えられるように自分なりの回答を準備しておきましょう。

下記にあるように大阪府が求める教員像をしっかりと把握して試験に臨みましょう。

https://www.pref.osaka.lg.jp/attach/4212/00384892/02%20r4kyousaileafletall.pdf

また、特徴として、2次試験だけでなく3次試験があります。

2次では個人面接、3次では模擬授業も行われますので、スケジュールをしっかりと把握しておきましょう。

大阪府教員採用試験の合格最低点(ボーダーライン)は次の通り。

合格するためには、小・中学校で4割〜5割の得点を取る必要があります。

 

2 大阪府の教員採用試験問題(一部)合格に向けた分析

問題例―令和3年度分

・論作文(2021年度)

いじめを正確に認知することは,いじめへの対応の第一歩です。そのため、教職員は、ささいな兆候であっても、いじめを隠したり経視したりすることなく積極的にいじめを認知し、的確に対応していく必要があります。

あなたは小学校の学級担任として,いじめを発見した場合やいじめの相談を受けた場合には,その後,いじめの解消に向けてどのように対応しますか。また,その際,いじめが「解消している」状態とはどのような状態であると考えますか。500字程度(450字以上550字以下)で具体的に述べなさい。

いじめは次の3つのキーワードのいずれかが入っていることがポイントになります。それらが使われていないと、点数を伸ばしていきにくいです。記載しながら考えを組み立てるようにしましょう。

①いじめ防止対策推進法
https://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/seitoshidou/1337278.htm
2013年に施行された法律です。いじめの定義や方針、学校で行うべき施策が書かれています。詳細を見たことがない方はリンクからぜひ見ておきましょう。ここでは定義を紹介します。

「いじめ」とは、児童等に対して、当該児童等が在籍する学校に在籍している等当該児童等と一定の人的関係にある他の児童等が行う心理的又は物理的な影響を与える行為(インターネットを通じて行われるものを含む。)であって、当該行為の対象となった児童等が心身の苦痛を感じているものをいう。

これは論文対策で必要なだけではなく、教職教養でも頻出です。また、学校現場でも比較的多く目にする法律です。暗記に近い形で覚えておく価値がある内容と言えます。

②約52万件(令和2年度)
7年間に渡り増加していました。ピークは令和元年度の約61万件。新型コロナウイルスの影響等で久しぶりに減少傾向になりました。それでも起きている件数は、児童生徒1000人あたり約40件。それぞれの学校でいじめが起きているというよりも「それぞれの学級でいじめが起きている」という認識の方が正確だと言えます。

③道徳教育の義務
いじめの防止に向けて具体的な施策の最初に書かれているのが次の文章です。「全ての教育活動を通じた道徳教育及び体験活動等の充実」。対処はもちろん大切ですが、防止についても欠かせない観点です。

今回の論文は「いじめの解消に向けてどのように対応しますか」がポイントです。これも上記のキーワードを踏まえた上で検討していくことが必要です。最も使いやすいのは①いじめ防止対策推進法です。この中には、事象発生時の対応についてもかなり踏み込んで記載されています。「いじめに対する措置」の部分です。具体的な文章については、教採コンシェルジュの論作文対策でも検討していきましょう。

3 大阪府の教員採用試験情報

自治体名大阪府
出願方法電子申請
願書期間3月18日〜4月23日
1次入試
日程
6月26日
1次入試
内容
筆記試験
合否結果
時期
7月9日
2次入試
日程
7月14日,15日,16日,17日,18日のいずれか1日
2次入試
内容
面接
合否結果8月10日
3次入試
日程
8月15日,18日,21日,29日,8月下旬から9月下旬
3次入試
内容
合否結果
8月10日
HPhttps://www.pref.osaka.lg.jp/kyoshokuin/kyosai/ 

※本情報は2021年の教員採用試験情報を元に作成しております。最新の情報については、必ずリンク先の自治体ホームページ等でご確認ください。

2023年教採の合格を目指す
すべての皆様へ

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