【教員採用試験】平均受験回数3回の壁を超える情報収集&学習方法

平均受験回数は3回

教員採用試験の平均受験回数は3回と言われています。

その内訳を見ていきましょう。受験者は大きく3パターンに分かれます。

現役大学生
公立学校の講師
社会人

もちろんこれらに所属しない中で受験される方もいますが、ごく一部ですので、ここでは割愛します。

現役大学生

大学によって異なりますが、現役大学生の合格率はおよそ下記のような数値になります。

国立大学法人の教育大学3〜4割
私立大学の教員養成学部2〜3割

合わせて計算すると『現役大学生の合格率は3割』という数値が平均です。現役大学生の方は、合格者3割の中に入るために努力をしていくということになります。

この「3割」ためによく言われるのが、学生の頃から教育に携わるアルバイトやボランティアをすることです。次のようなものがあります。

家庭教師
塾講師
児童生徒を対象にしたイベントボランティア
不登校や課題のある児童生徒への対応ボランティア

教採コンシェルジュで学ぶ学生のみなさんで統計をとってみても、これらの経験をしている方の数値が高い傾向があります。接練習などを通して話を聞いていると、夢という形だった教育職を現実のものにしているからではないかと考えられます。

公立学校の講師

公立学校の講師には、大きく分けて2種類あります。

常勤講師 …正職員と同等の勤務体系
非常勤講師…時間で区切られる勤務体系

学習時間だけを考えると非常勤講師の方が確保をしやすいのですが安定度では低いです。

常勤講師の場合は、ボーナスや有給がある、社会保険にも加入できるといったメリットがあり、正職員とほぼ変わらない待遇があるためです。

それと比較すると非常勤講師は、アルバイトと同等の考え方のため、どうしても安定度が低くなります。

そういったバランスも原因に入っているのか、教員採用試験合格率は常勤講師も非常勤講師もほとんど変わらないす。

もしチャンスを得られるのであれば、常勤講師を選択した方がよさそうです。時間的な制約は多いですが、経済的に安定した生活の中で受験勉強ができるのは大きいです。

そのお金で予備校や通信教育・模擬試験などといった合格への近道を選択することができます。

なお、合格までの年数は、講師1年目よりも講師2年目の方が高くなっています合格者の話を聞くと、講師1年目は社会人として働くことと時間の捻出のバランスを掴めないまま4月から7月を走り抜けてしまい学習に臨めなかったという実態が見えてきます。

一度講師をすると、不合格が継続してしまう方がいるのは、そういったところに原因があるのかもしれません。

社会人

最近増加傾向にあるのが社会人枠で受験される方です。教採コンシェルジュで多いのは、次の3つの理由です。

元々教職が夢だったが一度は諦めて民間へ行った、しかし再挑戦する
景気の悪化から公務員を目指す
地元に帰る必要が出たが職の選択の幅がなく教職を選ぶ

現状では、多くの自治体で、一般公務員の年齢上限にかかっていても、教育公務員は目指せるため、社会人からの転職組に人気がある職業の1つとなっています。

しかも、収入が安定しています。40代半ばの平均年収で比較してみましょう。

【45歳平均年収】

職種平均年収
教育公務員(男女)約690万
民間(男性)約630万
民間(女性)約309万

引用:40代後半(45歳~49歳)の平均年収
平成30年地方公務員給与実態調査結果等の概要

特に女性は大きいです。民間企業に勤める女性の倍の年収というのは、やはり魅力の1つになります。

それでは「平均受験回数3回」の壁ということでは、どうなのでしょうか。これは受験する枠組によって大きく変わります。社会人経験者は2つの選択肢がある自治体が多いです。

受験の枠組平均倍率(人数)
社会人受験枠約8.2倍(少人数)
一般受験枠約2.7倍(大人数)

社会人だから「社会受験枠」で受験しなければいけないわけではありません。

多くの自治体が一般受験枠からの受験も可能としています。

違いは試験科目の量です。一般受験枠は、試験内容が全て入っています。社会人受験枠は、筆記免除などの特典があります。

社会人から教職を目指したいという方は何年も勉強をできるわけではありません。家庭がある、仕事もある、その中で3回受験が難しい方も多いです。となると、短期決戦で、受験科目が多いのを承知で勉強をして合格をもぎ取るストイックタイプの方が合格しやすい傾向があります。

平均受験回数3回の壁を超える習慣や考え方

教採コンシェルジュから合格した方に、アンケートや聞き取りをしている中で見えてきたことです。実際に合格した方が複数おっしゃっていることなので、参考になりやすいかと思います。

A 早寝早起

学生は特にこれが大きいようです。大学4年生になる頃には、午前試験に耐えられない生活習慣になってしまっていた、という話をよく聞きます。

大きな影響がないと思っている方も多いのですが、毎月面談をしている方でも午前と午後・夜で集中力が明らかに変わるという方もいます。

特に面接は即時対応が求められます。少なくても3ヶ月前から試験に合わせた体づくりが必要です。

B 遊び・バイト・講義・仕事などと教採勉強のバランス

スケジュールの取り方を逆にしている方が多いです。遊び・バイトを先に入れ、教採勉強をあとにいれるというタイプの方です。

スケジュールの優先順序は次のようにしましょう。

①教採勉強
②講義・仕事
③遊び・バイト

講義や仕事の時間は決まっています。それよりも優先するということは『覚悟』が必要です。

しかし、これは当然のことではないでしょうか。世の中約3万種あると言われている職業の中から1つを選択する、もしくは別の1つに就こうとする。

転職のハードルが低くなったとはいえ、これを目指す方にとっては、ほぼ間違いなくキャリアアップ・収入アップにつながる道を一定の期間だけでも最優先にできなければ合格は難しいです。

C 経験の言語化

平均受験回数3回を超える方のほとんどが「面接対策ノート」を用意しています。

自分の経験や考えを文字にする、それを言えるようにするというステップをきちんと踏んでいるのです。学生にも社会人にも共通するのですが「自分のことくらい整理して話すことができる」という謎の自信がある方が多いです。

まずしゃべれません。

百戦錬磨の試験官たちが、そう思っている方たちをどんどん落としていきます。きちんと対策をしておくことが結局は合格への近道です。

D お金をかけても模試を受験

受験日までの模試は全て申し込みをした方がよいです。

「敵を知り己を知れば百戦殆(あや)うからず」という孫子の言葉があります。

試験の内容や傾向を知り、
現状の自分がどの程度それができるのかを客観的に知れば、
教採合格に近づく

と当てはめることができます。学力的に足りているならばそのままのペースで、足りていないならばハイペースで、と切り返していくきっかけにもなります。

まとめ

平均受験回数3回を超えていくためには、どの立ち位置(学生・講師・社会人)にはどのような特性があるのか、現状足りていないものと、学んでいくべきことは何なのか、を整理しておく必要があります。

教採コンシェルジュでは、自己分析や自治体分析を詳細に行い、学力の向上に時間を費やすことができれば、受験回数が1回でも合格は望めると考えています。

ぜひ3回と言わず、初回突破を目指してもらいたいです!

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