「キャリア教育」ってそもそも何?

「キャリア教育の推進」が、中高段階はもちろん、小学校教育でもよく言われるようになりました。皆さんが個人面接でキャリア教育について質問を受けた場合には、どのように答えるでしょうか。

いくつかの情報を知っておくと、整理しやすいかと思いますので紹介します。

キャリア教育は、すべての学校で行われるものです。中学校や高校での進路指導、そこにつながる小学校での学習。それをわかりやすくしたのが、13歳のハローワークという書籍であったり、キッザニアというテーマパークだったりします。

このキャリア教育。実際に学校ではどのように行われているのか。これは先生自身も実感していないことが多いです。しかし、よく行われていることでもあります。例えば、総合的な学習の時間で、郊外から講師をお呼びすることがあります。田んぼの学習をするために農家の方を呼ぶ、星空観察をするために地域の方を呼ぶ。こうしたことも立派なキャリア教育です。

キャリア教育は、高校生になると直接的に行われますが、小学校・中学校段階では、上記のように間接的に行われることが多いです。

なぜキャリア教育が大切なのか。これは日本全体と関係があります。現在、人口が減ってきています。それに伴い、労働生産人口も減少しています。国力そのものが減っている、ということです。これを解決するには、一人当たりの生産性を高めること、現在働いていない、もしくは働くことができない方にも働いていただくことなどがあります。より有効に就労に向けて動いてもらうために、教育から就労へつなぐための施策です。

こうしたことを踏まえて、回答すると、例えば次のようになります。

キャリア教育は、本日の未来を支える大切な施策だと考えています。全国の多くの自治体でそうであるように、本自治体も人口減少が進んでいます。生産性が低くなり、現在のような生活を維持することが難しくなる、とも言われています。そうした課題を解決するために、児童生徒には、より自身が望む職業についてもらう。そして生産性がより高くなるようにサポートをする。こうした考え方が教員自身にも大切だと考えるからです。こうした考えをベースに、実際に学校現場に出ましたら、総合的な学習の時間などを使って外部講師を招聘したり、教科の学習を使って「仕事」について紹介をしたり、といったことを進めていこうと考えています。

皆さんも自分自身の答えを考え、まとめてみてください。

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