教育基本法が目指す目的【教師の教育観】

教育基本法に書かれている目的って言えますか?

人格の完成。

これは一生かかるものです。

孔子は次のように言っています。

「吾十有五にして学に志す。三十にして立つ。四十にして惑はず。五十にして天命を知る。六十にして耳順(したが)ふ。七十にして心の欲する所に従へども、矩(のり)を踰(こ)えず」

70才を訳すと、この年になって自分の思うように物事をやっても人の道を踏み外すようなことはなくなった、という意味です。
ここでいわゆる人格の完成。

そうやって考えると、今の教育は少し行き過ぎているのではないか、ということも考えられます。

これをよくおっしゃるのは発達障がいのドクターなどに多いです。

子どもたちはできないのが当たり前。なのに、大人は完璧を求めすぎる、と。

義務教育や高等教育。ここはあくまでめざすことが目的です。到達しきれないものを教え切ろうとすると、無理が生じます。

焦らず、丁寧に、伸ばせる最大限の設定に気を付けながら指導をしていくことが大切ですね。

【参考:教育基本法第一条】
教育は、人格の完成をめざし、平和的な国家及び社会の形成者として、真理と正義を愛し、個人の価値をたつとび、勤労と責任を重んじ、自主的精神に充ちた心身ともに健康な国民の育成を期して行われなければならない。

2023年教採の合格を目指す
すべての皆様へ

教採コンシェルジュSchool

関連情報

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。