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【日本国憲法前文】3択クイズで教育法規の根幹「憲法」を理解

「日本国憲法前文」は、教員採用試験で出題されるすべての教育法規の根っこにあります。
その前文の『教採で頻出の部分』を3択クイズにしました。
難しい問題には、解説も付けていますので、理解を進めるのに役立ててくださればと思います。

日本国憲法前文

※□□に当てはまる言葉を選択しましょう(□□の数と文字数は一致しません)。

日本国民は、正当に選挙された□□における代表者を通じて行動し、

問題1
①民主主義
②国会
③すべての国民

われらとわれらの子孫のために、
諸国民との□□による成果と、

問題2
①協和
②平和
③協調

わが国全土にわたって自由のもたらす□□を確保し、

問題3
①安定
②平和
③恵沢

政府の行為によつて再び戦争の惨禍が起ることのないようにすることを決意し、ここに主権が国民に存することを宣言し、この憲法を確定する。そもそも国政は、国民の厳粛な信託によるものであつて、その権威は国民に由来し、その権力は□□がこれを行使し、

問題4
①国民の代表者
②すべての国民
③国家

その□□は国民がこれを享受する。

問題5
①幸福
②福利
③営利

これは人類普遍の原理であり、この憲法は、かかる原理に基くものである。われらは、これに反する一切の憲法、法令及び詔勅を排除する。

日本国民は、恒久の平和を念願し、人間相互の関係を支配する崇高な理想を深く自覚するのであつて、平和を愛する諸国民の□□と□□に信頼して、

問題6
①公正と信頼
②善意と信義
③公正と信義

われらの□□と□□を保持しようと決意した。

問題7
①文明と平和
②安全と生存
③主義と思想

われらは、平和を維持し、専制と隷従、圧迫と偏狭を地上から永遠に除去しようと努めてゐる国際社会において、名誉ある地位を占めたいと思ふ。われらは、全世界の国民が、ひとしく恐怖と欠乏から免かれ、平和のうちに生存する権利を有することを確認する。

われらは、いづれの国家も、自国のことのみに専念して他国を無視してはならないのであつて、政治道徳の法則は、普遍的なものであり、この法則に従ふことは、自国の□□を維持し、

問題8
①権利
②主張
③主権

他国と対等関係に立たうとする各国の責務であると信ずる。

日本国民は、国家の名誉にかけ、全力をあげてこの崇高な□□と□□を達成することを誓ふ。

問題9
①理念と目標
②理想と目的
③平和と概念
日本国憲法を解説
3原理って覚えていますか?

みなさんが小学校の頃から公民分野の学習で学習してきただろう日本国憲法前文。
暗唱できるようになるまで覚えさせられたという話もよく聞きます。

その「3つの原理」「三大原則」などと言われることは、スムーズに言えるでしょうか。

基本的人権の尊重
国民主権
平和主義

です。
この辺りは知っていて当然のような扱いで出題も多くはないのですが、知らないと憲法前文を理解するのに時間を要してしまいますので再確認が必要かと思います。

憲法を改正する?

テレビや新聞などのメディアを見ると「憲法改正」が報道されることがあります。
その是非については、みなさんお一人お一人が考えることですので、ここでは避けます。
しかし、他国の状況とそれに対する考え方が複数あることは確認しておきましょう。

例えば、日本と他国の憲法改正回数についてです。
下の表を確認してみましょう。

国名 回数
日本 0回
アメリカ 6回
イタリア 20回
フランス 24回
ドイツ 59回
インド 90回

日本だけが改正していないのです。
そこで、様々な考え方が存在すると言うことを理解しておくことが大切です。

日本だけ変えていないことがおかしい(憲法改正を進めたい論)。
日本にはそれだけ大切にしていることがある(憲法改正に反対の論)。
他国の憲法と日本の憲法の改正ルールが異なる(客観的にまず調べて見ようと言う論)。
そもそも憲法に書かれている内容が異なる(客観的にまず調べて見ようと言う論)。

そういった思考のバランス感覚を持つことが、教育者の政治的中立と繋がります。

まとめ:大枠の憲法、詳細の教基法など

教員採用試験という見方をすると、憲法は指針を示し、教育基本法や学校教育法などは詳細を示しています。
どちらも理解をした上で学習を進めていきましょう。

面接や模擬授業はもちろん大切ですが、筆記が受かってからが本当の勝負です。
ぜひ試験勉強をがんばってもらえたらと思います。

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