先日の教採コンシェルジュは「模擬授業」がテーマでした。
その中で話題になった一つが「出だし」です。
どのようなことを話せばいいのか。
例えば、「今から○時間目の授業を始めます」という挨拶や「教科書の◯ページを開きましょう。姿勢がとってもいいですね」のような授業のスタート。ベストかと言われたら、そんなことはないですね、という話をしました。
これはなぜか。これらはどのような授業でも使える、誰でもできる、汎用性の高い導入ではあります。
でも、だから、適切だとは限りません。同じことをしていても、
他の受験生と差をつけなくてはいけない。
これには技量が必要です。
では、どのようにしたらいいのか?一例として、発問から入る、という方法をやってみました。
小学校2年生の国語。春のイラストと単語が書かれている部分を使いました。「タンポポ」「さくら」「なの花」のように書いてあります。
先生
『ここに書かれているものやそれ以外のもので春だと思うものを発表しましょう』
難しいお子さんは「タンポポ」のように書かれているものを言えばよいです。ひらめいたお子さんは「桜餅」のようなものを言ってもよいです。
いきなり発問から入り、そこから一気に思考させる。ちょっとした工夫でできる導入方法です。
こうした誰でも使いやすく、かつ、ワクワクする流れをこれからのコンシェルジュでも紹介していきます。