模擬授業では演習を行いました。生活科です。
次の流れで行いました。
①教科書から発問をできるだけ多く考える。
②その中から思考につながる発問を抽出する
③②を授業化する。
言葉にすれば短文ですが、やってみると、なかなか難しいものでしたね。
生活科。町のイラストが描かれている教科書のページを取り扱いました。
「この中にある建物を発表しましょう」という発問を設定し、子役の皆さんに伝えます。
消防署や学校などが発表されます。そんな中で「公園」と発表した方がいます。
皆さんなら、どのように対応しますか。参加された方は、次のような意見が出ました。
・建物ではない
・スルーする
・公園は建物と同意する
・子どもたちに聞く
私は、次のようにしました。
公園って建物ですか、そうではありませんか。理由をつけてノートに書きなさい。
いろいろな意見が出ましたが最も有力なのが「建物ではない。壁と屋根がないから」でした。
続けて発問を出しました。
「公園にあるアズマヤは建物ですか?そうではありませんか?」
屋根だけで建物としてよいかを聞いた形です。
二年生の単元です。このような思考場面を通して『建物』の概念を学ばせていくわけです。なかなかに盛り上がりました。
参加者の発表をもとに流れを作ったので即興です。どうやったら即興で、こうした流れを作れるのかについて解説をしました。
次回木曜日も楽しい学びの場にしていきましょう!ご参加くださった皆様、ありがとうございました。た時にこそ、本質的な行動が大切になりますので、ぜひよりよい形の選択を様々な場面でしていただきたいです。