いよいよ当日。
今からできることもあります。
もちろん学力をつける、過去問対策をする、といったことはできません。
できることは、
積み重ねてきたパフォーマンスを最大限に発揮
することです。
それがどうしたらできるのか、3つの具体的なポイントを紹介します。
心を落ち着けるための参考書
試験当日は、待ち時間がある状態が長く続きます。
それは筆記でも面接でも変わりません。
長い人は夕方まで、短い人でも、ゆとりを持って行動をするため、どうしても待ち時間は生まれるのです。
何をするか。
例えば、次のようなことが挙げられます。
①スマホ(ゲームやマンガ)
②スマホ(友だち等とのコミュニケーション)
③読書
④教採勉強
⑤近くの受験生と話す
①〜③のようにするのも選択肢の一つですが強くは勧められません。
脳や身体にはスイッチがあります。
勉強のスイッチ、遊びのスイッチ、様々な切り替えを無意識化でしています。
みなさんも毎日の学習のスタート10分ほどは、なかなか集中しにくいのではないでしょうか。
これはスイッチを切り替えているからです。
試験当日に、教採と関係のないところにスイッチを持って行くのはあまり良い策とは言えません。
④教採勉強
いつもの勉強のようにガリガリとやる必要はありません。
ちょっと書き込んでみる。
ノートに写してみる。
黙読をする。
その程度で大丈夫です。
こうすることによって、スイッチが入った状態になります。
車で言うとアイドリングをしている状態です。
そのまま、受験に迎えると、学んできたことをより出しやすくなります。
⑤近くの受験生と話す
緊張をする場の共有というのは、連帯感が生まれます。
過度に話しかけるのは、自身にとっても、相手にとってもよくないです。
しかし、適度にコミュニケーションを取り、意図的に連帯感を作っておくことで、受験そのものが少しやりやすくなります。
「暑いですね」
「緊張しますね」
「どちらからですか」
挨拶程度の話で構いません。
受験時に鉛筆を落とした時に「うるさいな」と思われるのか、「大丈夫ですか?」と心配されるのか。
こういったことは、声に出されなくても雰囲気で感じますよね。
あらかじめコミュニケーションをとっておくというのは、試験そのものの安心材料になります。
となると、受験時に行うのは、
「④教採勉強」と「⑤近くの受験生と話す」のループ
がよいと言えます。
リフレッシュ用の飲み物
スイッチの話をしましたが、飲み物もスイッチになります。
飲み物を飲むことには、自律神経を整える機能があるからです。
「飲む」という刺激が、脳をリフレッシュしてくれます。
常温でもいいですが、この機能だけを考えると、冷たい飲み物がオススメです。
お茶を飲んで、次、がんばろっ!
のように自身に言い聞かせる。
これでかなり変わります。
脳を活性化させるための深呼吸
緊張をしたり、考え事をしたりすると、自然に呼吸は浅くなります。
心身に異変をきたすレベルになることはほぼありませんが、活性は低くなります。
つまり、頭は回らなくなり、体は動かなくなるのです。
それがわかっていたら、何かをする前に深呼吸をする、と意識しておくことができます。
自身のパフォーマンスを最大化した状態での受験が可能になります。
今までやってきたことは無駄にはなりません。
ちょっとした行動のポイントを知って、ぜひ全力を尽くしたと言える受験をしてきてください!