「雰囲気が固くて、うまくいきませんでした」
「緊張した空気感に流されて、一緒に緊張してしまいました」
「みんなが疲れていて、自分のヘトヘトになってしまいました」
終わった直後によくいただく感想です。
こうした状況は『場に流されている』と言えます。
自分の人生を左右する試験を受ける場です。
これだけ緊張感が高まる場面というのはそうありません。
こうした時、場に流されないようにするためにはどうしたらいいのでしょうか。
基本的な対応能力を上げるために最も良いのは、
経験値を積む
ことです。
自分で同様のレベルだと思う場所を何回踏んだかで変わります。
でも、直前に控えている場合はそんなことは言っていられません。
すぐにできる必要があります。
たった一つ。
ポイントとして上げるのでしたら、
最初の発言
です。
場がどのような状態でも、柔らかな表情で、いつもの2倍の声量を出すつもりで最初の発言をしてみてください。
柔らかな表情といっても固まります。
2倍と言っても実際は1.2倍くらいになってしまいます。
それでも、緊張感全開のご自身よりは、いつものご自身に近い形になります。
そこさえ成功してしまえば大丈夫です。
人は、
初動に規定される
という特性があるからです。
それより堅い表情にはなりません。
それより小さな声にもなりません。
よりよい形で面接などの試験を進めていくことができます。
こうしたことは、学校でも活かすことができます。
授業参観、研究授業、職員会議、保護者対応。
ぜひイメージしながら試験に臨んでくださればと思います。