他の受験生もこの秋から対策を始める方が多いようです。
でも教採対策って何から始めれば良いかわかりません…。
今回はこの秋から始める教員採用試験対策について、紹介していきますね。
秋から始める!教員採用試験対策
この秋から対策を進めたい。けど、何から進めればよいか分からない。そうした理由で足を止めてしまっている受験生も多いのではないでしょうか。
まずは「何が分からないか、分からない」状態を打破するための動きが必要になってきます。
一つ一つ解消して、この秋に対策をスタートできるようにしていきましょう。
1 受検自治体の試験内容を確認する
まずは受験する自治体の「試験内容」を調べてみましょう。
教員採用試験の内容は全国共通ではありません。
自治体によって試験内容が変わります。三次試験まである自治体や、ピアノ演奏の実技試験のある自治体もあります。そうした情報を前もって調べ、対策すべき内容の確認をしていきましょう。
今回は「京都市」を例に挙げます。
「京都市教育委員会 教員採用選考試験について」の『令和3年度 京都市立学校教員採用選考試験の実施要項発表』を見ていきましょう。
参考:https://www.city.kyoto.lg.jp/kyoiku/cmsfiles/contents/0000268/268815/youkouR3.pdf
以上の表から『小学校』を受験する場合、一次試験に筆記試験(一般教養・教職教養・専門筆記)・個人面接、二次試験に論文・集団面接・模擬授業が試験内容であることがわかります。
インターネットで「(受検自治体) 教員採用試験」と検索すれば以上のような情報がヒットしますので、受検自治体を決めたら、すぐに試験内容を調べてみましょう。
2 過去問で傾向を確認する
筆記試験は各自治体において「傾向」が存在します。
5年間出題され続ける分野もあれば、逆に5年間出題が一切無い分野もあるのです。
『共同出版』から出ている教員採用試験の過去問集には、『過去5年間の出題分析傾向』が載っています。そちらを参照し、問題を解いていく中で自治体の特色を掴んでいきましょう。
3 自分に合った問題集・参考書を購入する
教採対策用の問題集・参考書は様々なタイプが存在します。
例えば、「30日完成」といった薄手のタイプ、「東京アカデミー オープンセサミシリーズ」といった穴埋め式のタイプ、
このようなラインナップの中で自分に一番合う問題集・参考書を選びましょう。
時間が取れない場合はAmazon等のネット通販で購入するのも良いですが、実際に解き始めてみると何だかやりづらい…なんてこともあります。
できれば実際に本屋さんに立ち寄って、直接手に取って確かめてから購入することをおすすめします。
4 問題集・参考書の進め方
最初に言っておきますと、教採の問題集・参考書は『何周も解く』ようにしていきます。
1周目は、分からない箇所がたくさんあると思いますが、答えを確認する程度にして、
まずは1周目を終えることを目標に進めていきます。
2週目では1周目に正解したところは飛ばして、分からなかったり、間違えたりした箇所を解いていきます。
3週目、4週目も同様に何周も解いていきます。これを繰り返していくことで知識の定着を図っていきます。
また、問題集・参考書は「得意な分野から解く」ようにすることで効率的に進めることができます。
以上のように問題集・参考書を何周も解いて進めることを視野に入れ、この秋は1周目を解いていきましょう。
5 まとめ
受験する自治体について調べたり、問題集や参考書を買いそろえたりといった「準備」はできるだけ早く済ましてしまうに越したことはありません。
そうした準備が後手に回ることで、どんどん対策が遅れてしまいます。
準備はこの秋に済ませ、対策に取り掛かりましょう!