本当に「略装可」なの?
どの自治体でも増えてきたのが、
略装可
でも、迷いますよね?
「本当に略装でいいのか…?」
結論から言うと、
略装可なら「可」
ただし、何を着ていくのかは考えてください。
採用試験官の立場になって考えてみます。
今日は誰かを受からせて、誰かを落とす試験。
自分は平等に粛々と評価をしていくだけ。
この自治体で一生懸命仕事に就いてくださる方を採用したい。
試験の採用項目は様々あります。
表情が豊かか
話は簡潔でわかりやすいか
質問に正対しているか
服装は関係ありません。
しかし、その根になる部分があります。
印象
これは評価項目ではありません。
しかし、それは確実に差となります。
特に僅差になっている時は。
ジャケットを涼しげに着て、笑顔の方。
半袖で汗をシャツで拭う方。
ほんの少しの差が出ます。
試験官も人間ですから。
また、次のものも関係してきます。
自信
この自身を自分自身が持てるかどうかが大切なのです。
【A】正装がスーツ
略装可なら正装も可。
自分の成人式や結婚式で略装にはしない。
【B】いいのかな、略装でも…
あっ、仲間がいた。
案外いるもんだな。
安心した。
気持ちに差が出るのが分かるでしょうか?
ほんの少しですが、確実に出ます。
こういった差の積み重ねが、
結果となって現れるのです。
略装だろうが、正装だろうが、
評価項目になっていない限り、
点数には影響しません。
大丈夫です。
その上でご自身が何を着ていくのかを考えてみてください。
学校の先生はダサい
学校の先生はダサい、と思ったことはないですか。
小学校3年生の時の担任の先生は、
ひと冬、教室で同じジャンパーを着ていました。
私の持っている卒業アルバムには、
下がジャージ、上がジャケット
という中学校の国語の先生が映っています。
男子は「だせーな」と思うくらいですが、
女子は違います。
嫌悪感
あからさまに顔に出ます。
そりゃそうです。
自分の担任の先生には、
ステキでいてほしい
自分の親にステキでいてほしいのと同じ感覚です。
ジャージが楽、わかります。
仕事だし、それもわかります。
面倒くさい、そうでしょう。
でも、選ぶことのできない担任の先生が、
野暮ったい格好だったら、
それはやはりかわいそうです。
高価なもので身を固める必要はないと思います。
しかし、
ちょっとだけがんばってステキでいようと思う
ことは、重要だと考えます。
教員採用試験も、同じ考え方の延長にあるのではないかな、と感じます。