平均1日1〜2名ほどのカウンセリングをしています。
https://kyosai-concierge.com/counseling
未入会の方向け、1回限りということでお受けしているのですが、おかげさまで盛況をいただいています。その中で、いくつか重なる質問がありますので、個人特定ができない形で紹介します。
【1】どうして落ちたのかわからない
こういった質問を受けた場合は情報開示をしているか、もしくは評定が出ているかをお伺いします。
基本的には、筆記でしたら勉強不足、面接や模擬授業でしたら対策不足です。特別に高い能力がある場合を除き、学力は書かなければ身につきません。面接や模擬授業でしたらお話をする練習をしなければ身につきません。
ところが面接や模擬授業で「何とかなると思った」とほとんど練習をしないで臨む方がいらっしゃいます。気持ちはわからなくはありません。毎日話していますから。でも試験用ではありません。
漫才に置き換えるとわかります。賞レースの漫才に出る方が練習しないで出場するでしょうか。表情、間の取り方、話の抑揚、これらを納得するまで何十回、何百回も練習をします。
教採でも同じです。漫才と比較すると、より広い範囲を、少し浅く、というイメージです。練習しなければ受かりません。
【2】自身の人間性を否定された気持ちでいる
試験に合格するか否かと、受験生の人間性は全く無関係です。
例えば、先生になってから、家庭で、友人と、恋人と、揉めても、それは学校に持ち込まないですよね。先生も人ですから、表もあれば、裏もあります。その使い分けができるかということです。
学校現場で求められる知識や技能を合格レベルで表現できたかを調べるのが教員採用試験です。いわゆる「表」の部分です。極端な話にはなりますが、腹の底で何を考えていても、それさえできていれば合格します。こういった表現は社会人であれば、一定、身に付けておくことが求められます。
【3】教採の学びが現場で活きるのか
活きます。確実に。
法規を知っておかなければいけません。「体罰をやっちゃいけないとは知りませんでした」では通じないです。
面接ができる必要があります。保護者や地域の方に求められる情報を簡潔に伝えることは不可欠です。
模擬授業ができる必要があります。児童生徒に授業をするのですから。
そのスキルが最低ラインであるかどうかを調べるのが教員採用試験です。
カウンセリングでは、具体的にどのような内容が足りなかったのかを、個々に応じて、もう少し詳細にお伝えしています。
あと多いのが、「私は受かりますか」という質問です。
基本的には受かります。これは「合わせるスキル」が必要です。自分自身が足りていないと思うことを伸ばすのではない、という意味です。
相手(試験監督)が足りていないと判断したスキルを認める力、
それを伸ばすために努力をする力が必要です。
案外、こういったことが難しいんですよね。
もし興味がある方がいらっしゃいましたら、カウンセリングは12月まで、人数限定ですので、お早めに!