1 奈良県の合格に向けた分析
奈良県では、他の自治体でも行われることが多い集団討論が行われます。
この集団討論。
一つ、大きなポイントがあります。
「自分が受かる」という考えではなく「全員で受かる」という配慮です。
沈黙が続かないようにすること、発言していない人が意見を言いやすくすることも必要です。
これらを踏まえた上で、内容に入っていきましょう。
例えば、令和3年度には「ゲーム・ネット依存」で集団討論をするという問題が出されました。
この解法について学習してみます。
まずは、ゲームやネット依存に入る前の段階から考えます。
学校教育で、それらの関連機器がどのように扱われ始めたのか、です。
最も大きな教育時事は次のものです。
2021年度:GIGAスクールが導入され、一人一台端末を配布
これをテーマの「ゲーム・ネット依存」と関係性を持たせながら議論をします。
端末が身近になったのと同時に、家庭でどのように端末を扱ったらよいか、使用時間の長さや依存性について話をしていきます。
また、こうした話をする時、事前に文部科学省のホームページをチェックしておくとよいでしょう。
関連情報としては、次のようなものがあります。
GIGAに慣れる―使ってみよう―
家庭でのICT端末の使い方を考えよう
https://www.mext.go.jp/studxstyle/skillup/20.html
文部科学省ではタブレットの持ち帰りを想定しています。
また、家庭に対して適切なルールで活用する大切さを求めています。
集団討論では、ネット・ゲーム依存にならないように、家庭でのルール(使用時間、所持の有無、アプリの導入など)を児童が納得した上で決めていくことが大切です。
こうしたことを同じグループのメンバーと話をつないで深めていきましょう。
2 奈良県の教員採用試験問題(一部)
問題例―令和3年度分
・集団討論(令和3年度)
1.ゲーム・ネット依存
2.少子高齢化社会
3.人工知能の発達と人間に必要な力
4.学校へのスマートフォン持ち込み「禁止」の見直し
5.ゲーム・ネット依存
6.20年後の社会を生きる力の育成
7.アクティブラーニング
8.外国人労働者受け入れ拡大
9.障害の有無にかかわらず安心して暮らすことのできる社会
奈良県において、筆記では「特別支援教育」や「道徳教育」が頻出になっていますので対策をしておきましょう。
3 奈良県の教員採用試験情報
自治体 | 奈良県 |
出願方法 | 電子申請 |
願書期間 | 4月30日〜5月19日 |
1次入試日程 | 6月26日,27日,7月10日,11日 |
1次入試内容 | 筆記 実技 集団討論 |
合否結果時期 | 8月2日 |
2次入試日程 | 8月11日、14日〜18日 |
2次入試内容 | 実技(音楽・体育から選択) 個人面接(模擬授業を含む) |
合否結果 |
10月上旬
|
HP | http://www.pref.nara.jp/dd.aspx?menuid=1695 |
※本情報は2021年の教員採用試験情報を元に作成しております。最新の情報については、必ずリンク先の自治体ホームページ等でご確認ください。