まだ文科省HPから議事録はアップされていませんが、次のようなニュースが流れました。
『民間企業の就職活動よりも先に、教採を実施することを検討する』
確定ではありません。
しかし、議論があったのは文部科学省の教員の要請や採用のあり方を議論する中教審の特別部会です。
方向性としては、そのまま進みます。
理由としては、過去最低の2.7倍と言われる教員採用試験(2019年)により、優秀な人材が教員になりにくいことがはっきりとしてきたからです。
企業に取られる前に、国として優秀な人材に先生になってもらうためにバックアップしていこうという流れです。
現状では『大学3年次に筆記試験の受験を可能とする』ことを検討するとなっています。
2022年夏に行われる教採を受験する皆さんにとって、直接的には関係しないかと思います。
制度確定までに数年かかりますから。
しかし、間接的には関係します。
面接です。
「教職を目指す方が減っていると言われていますかが、それについてあなたはどう思いますか」
「民間企業を志望する方が多くなっていますが、教職と民間企業の違いをどのように捉えていますか」
ちょうど秋から冬にかけては、次年度の教員採用試験の問題作成が各自治体でスタートします。
この時期の情報をしっかりと収集して、試験に向けて準備をしていきましょう。
□教員採用選考、民間より日程前倒し方針 文科省
https://www.sankei.com/article/20210927-ZMODIENOJNOS7DAJHLMEP6AQN4/