先生
受験生の皆さんの個人的な思いや考えを伝えるのも悪くはありませんが、これは「これからの社会と教員に求められる資質能力」を答えるのがベターです。
文部科学省「これからの社会と教員に求められる資質能力」をチェックしておきましょう。その冒頭部分を引用します。
社会の大きな変動に対応し、国民の学校教育に対する期待に応えるためには、教員に対する揺るぎない信頼を確立し、国際的にも教員の資質能力がより一層高いものとなるようにすることが極めて重要である。
変化の激しい時代だからこそ、教員に求められる資質能力を確実に身に付けることの重要性が高まっている。また、教員には、不断に最新の専門的知識や指導技術等を身に付けていくことが重要となっており、「学びの精神」がこれまで以上に強く求められている。
こういった言葉をどのように使っていくかが求められる質問だと解釈できます。
例文
私の理想の教員像は、学びの精神を持っている教員です。文部科学省「これからの社会と教員に求められる資質能力」にもあるとおり、まずは教員にとっての基礎基本を身に付け、その上で、最新の専門的知識を身に付けていくことが必要です。まずは担任として安定して学級運営ができるようになり、その上で私自身、興味があるICT教育を学び、学びの精神を持ち続け、理想の教員に近づけるよう努力を続けていきたいと考えています。
先生
「例文+α」の形になるようにしましょう。今回であれば、「文科省の文章+ICT」といった形です。こうすることによりオリジナル性が出せます。
■【質問の意図を考える】
試験官は「勉強しているか」「情熱を持っているか」、そして「一緒に働きたいか」といったことを考えています。その質問にどのような意図があるのかを汲み取りながら、回答を構築していきましょう。