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特別支援に役立つ!?知っておきたい脳内物質3つ

ドーパミン、セロトニン、オキシトシンといった脳内物質の名前は聞いたことがあるでしょうか。

特別支援学級だけではなく、どの教室の担任をしていたとしても、こうした言葉を理解し、それらを適性分泌させるための手立てを知っていることは不可欠になっています。

そこで今回はこれらを簡単に説明します。

ドーパミンは意欲の物質です。これが出るとやる気が出ます。出し方は行動をすること。教室を立ち歩いたり、床をゴロゴロしたりするお子さんがいます。ドーパミンのことを考えると、すぐに止めるのではなく、少し自由にさせてから次の望ましい行動を取らせるとうまくいく場合もあります。

セロトニンは、心の落ち着きや安定を保ちます。パニックを起こした場合、時間をかけると少しずつ落ち着いてくるのは、これが出てくるからです。ということは出し方を知っていれば、もう少し早く落ち着かせられる可能性があります。有名なのはリズム運動です。一定のリズムでの呼吸やただ歩くこと。そうした行動ができると落ち着きやすくなります。

オキシトシンは、記憶の増進をしたり、幸せを感じたりする物質です。ボディタッチや瞑想、人と話をすることで分泌されます。学年にもよりますが、勉強が進まない児童に一緒にやろうと声をかけ、背中をさすってあげるとがんばれるというのは、このオキシトシンの作用が考えられます。

より効率的に、合理的に指導をしていくために、こうした物質を知っておくのもよいかと思います。

 

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