討論やディベートで、どのような考え方で組み立てたらよいかわからない方は多いです。
はじめに結論から回答する、課題の賛否を考える、まとめ方を組み立てる。こうしたことには、ある程度のコツと経験が必要なのでよくわかります。
この時期になると、個別でのLINEでの質問を1日に2、3件いただくので、様々な問題を一緒に解いています。
答えを知ることがポイントではなく、解くこと自体が目的なので、それをメインにお伝えしています。
①問題の回答を知りたい場合
初回は回答をお知らせします。それがとっかかりだからです。なぜそれを考えたのかにつながるように解説を入れます。学校でも「まずは自分で考えてみなさい」と言う言葉を聞きますが、初回は無理です。方向性を示すことが必要です。
②自分なりの回答を考えることができるようになった場合
教採では、学校の試験でも、考えられたら立派というステップだけでは先に進めません。問題製作者の意図に沿った形での回答やそれ以上のものを提示することが求められます。
このステップで1番多いのは「このくらいしか思いつきませんでした」というものです。ご自身でもそれでは合格できないとわかっているレベル。このような場合は、もう一度考えるようにお返しすることが多いです。
何も調べずに、何も考えずに、ただ思いつきで解けるほど教員採用試験の問題は優しくはありません。本番に思考することがスムーズにできるように、再考を促がします。
③ご自身の意見が完成形で提示され、それでよいかの確認を送ってくる場合
ここまでくると最終ステップです。LINE上で実際に討論やディベートを進めてみるといったことを進めていきます。
口頭ですと勢いで進められますが、文章にすると難易度が上がります。考える時間ができる分、相手に伝わる文章を書く必要があるからです。
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