教える内容は決まっていますが、教え方は決まっていません。
基本的な知識の1つですが、混乱しやすい部分ですので、きちんと理解をしておきましょう。
教える内容が決まっている、というのは学習指導要領のことです。ここに記載されている内容を児童生徒に伝えるのが、教師としての仕事の1つになります。
一方、教え方は決まっていません。学習指導要領に記載されている内容を、目の前の児童生徒の実態に合わせて、工夫をして伝えることが求められます。
だからこそ、教員採用試験の試験項目の1つに模擬授業が入るのです。受験生がどのような組立で授業をするのか、児童生徒に対応するのか、を評定します。
ちなみに、実際に授業で使うのは学習指導要領ではなく、教科書ですよね。この2つの関係は、学習指導要領が上位、教科書が下位です。指導要領に書かれている内容が過不足なく入っているかどうかを検定されて合格したものが教科書です。ですので検定教科書といった呼ばれ方をすることもあります。
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