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【模擬授業】全員が授業に参加できる「仕掛け」、お教えします。

昨日の教採コンシェルジュは模擬授業についての学習でした。時々行う無料セミナーの回でしたので、たくさんの方がゲスト参加してくださいました。ありがとうございました。

授業では、授業の作り方や児童生徒への対応をメインに行いました。

対応の仕方1つをとっても、その方法は様々あります。ところが、学生や若手の先生はどうしても単一的になりがちです。特定の児童生徒を指名して、その後に回答を全体に向けて伝える、という方法です。それがあってもよいのですが、これだけですと特定の児童生徒とだけ、授業を進める形になってしまいます。

そうではなく、全員が参加できる形での授業構成をすることが大切です。

例えば、1人が回答した後に、淡々と対応した上で、次の子どもへ指名をする。こうすると、次に指名されたお子さんは、先生から情報を与えられないことで、安心して答えることができます。授業に広がりが出やすくなります。

また、数値等で答えさせる場合には、特定の子が発表した数値を基準として、それより上か下かで答えさせる方法もあります。この方法を使うと、全員が参加する授業形態を作ることができます。

先生
このように文章で書いていると、そのニュアンスや空気感などが冷たく感じてしまったり、伝わりにくかったりするのですが、実際に昨日参加してくださった方は、そうではないことがご理解いただけるかと思います。柔らかい表情や言葉がけで、しかも少しも緩めず、より望ましい形で授業を行う。

このような仕掛けを作れるのが授業です。教員採用試験での模擬授業も全く同じです。

「引き出し」を増やすといった言葉で表現されることがありますが、授業の引き出しを増やして、採用試験を乗り越えていきましょう。

もしよろしかったら、またのご参加をお待ちしております。

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