文章や数値などのテキストで相手に伝えることができるのはどれくらいですか?という質問をいただきました。
これは内容によります。知識でしたら8割くらいは伝えられます。技能でしたら2割くらいです。この◯割というのは私の体感ですが、研究者の方の意見も概ね同じような数値です。
教採に当てはめてみます。いじめを例にします。
いじめの件数でしたら、数値で伝えた方がよいです。確実に伝わります。
いじめの内容は、文章でも伝わります。淡々とあったことを事実で記載されていると、胸をえぐられたような気持ちになります。
いじめへの対策も同様です。どのように考え、どのような行動をするか。文字情報にすれば、相手に伝わります。
しかし、どのような口調で、表情で、目線で話をしますかとなった時、文章では圧倒的に伝わらなくなります。それは基本的に文章では伝わらないのです。伝えられるのは、一部の小説家のような方だけです。
この伝わらない部分。これが学校では大切にされます。なぜなら先生が相手にするのは、児童生徒や保護者、同僚や上司といった人だからです。相手から信頼を得て、かつ、知識や技能を学力等の形で伝えていかなければいけないからです。
なので、面接や模擬授業は「人物対策」といって大きな配点になっています。ここをしっかりとできるようになるということは教採突破に向けて前進するということです。それだけではなく、学校現場に出てからも即戦力となって仕事への対応をしていくことができます。
先生
ゴールデンウィークも折り返しです。人物対策に向けた練習もしっかりと進めていきましょう。