昨日の発信のあとに、論作文が上達するために必要なことは何でしょうか、という質問がありました。
一番に必要なのは書くことです。話を組み立てるにしても、技法を使いこなすにしても、まずは書かなければそれらを形にすることはできません。
苦手だとおっしゃる方のほとんどは論作文を10回書いたことがありません。この10回というのは1つの目安で、自分自身の課題を見つけるのに必要な回数です。
その回数、論作文を書いていなければ、苦手かどうかと言う判定すらできず、イメージだけで苦手だと言っている状態だといえます。
こうしたことは願書でも全く同じことが言えます。
物事が上達していくために必要な始めのステップは、よいものを徹底的に真似して、そこに含まれた考え方や技法、工夫などを自分のものにすることだからです。
まず書いてみようと思った方は、論作文の解き方のヒントや実際の文章が載った問題集を使ったり、合格した方の願書をお借りしたりして、練習をしてみましょう。
先生
書くことに慣れていないと、はじめは本当に苦しいです。しかし、スポーツでも伝統芸能でも、様々なものに共通する上達論はまずこのステップを抜けることにあります。
ゴールデンウィークはゆっくりと時間を取り、練習することも可能です。今週中にそうした問題集を入手して練習を開始していきましょう。
ちなみに、書店やインターネットで過去問題集を購入しようと思っても、ゴールデンウィークを過ぎるとそのほとんどは売り切れになることが多いです。まだ購入されていない方はできるだけ早めに購入されることをお勧めします。