教採コンシェルジュは、集団討論をテーマにして、児童生徒の自尊感情を高めるために教員は何をするべきかという内容でした。
一言で言うと褒めることなのですが、それをいかに広げていくのかが大切になります。
まずは定義づけをします。自尊感情とは何なのか。自分のことを認めること、というのは皆さんから上がりました。しかし、これだけでは条件としては足りません。例えば、無条件に、という言葉が抜けています。
次に、多角的な視点、具体例と内容を深めるように進めていきます。
しかし、集団討論をする中で、皆さんが一番メモを取られていたのは、こうしたテクニックのところではありませんでした。
堂々とした態度です。「集団討論では一番初めに話さない方が良い」といった都市伝説のような話があります。こうした話が出るのは、共通して、一番初めに話す方は自信がなさそうに話すということがあるからです。
例えば、とりあえず話しますね、のような態度の方の話は誰も聞いてくれません。もし、その場面で話すのであれば、場の雰囲気を形作るような、かつ、偉そうではない態度での「わたしから話します」という自信に満ちた空気。これが必要です。
それを私がやってみせました。偉そうではなく、自信をもって。それは本人の出す空気感で作られますが、私だけができることではありません。誰にでもできます。真似すれば、尚更早いです。
学習した内容をここまで書いても問題ないのは、この「ライブで見る」という部分がポイントだからです。見て、やってみたら上達は早いです。お稽古や練習がある学び全てにこれは共通しています。
最近、教採コンシェルジュへ行っていないなぁ、おやすみしてるけど頑張らないとなぁ、という方はぜひ覗いてみてくださいね。
来週木曜は「史上最高のクラスを作る」をテーマに学校実践をメインとしてお話をし、皆さんでも話し合っていただきます。