先生を目指す皆さんでも「学校に行きたくないなぁ」って思ったことはありませんか?
その原因。
「先生」が一番高いのだそうです。
例えば、渋い顔よりも笑顔。
叱ってばかりよりは褒めてくれる。
それらがいいとは分かっている。
でも、できない。
知らぬ間に児童生徒にプレッシャーをかけ、行きたくないという状態を作り上げていく。
これ、山のように見てきました。
毎日、同じ児童生徒に叱ってばかり。
保護者からクレームが入って、2〜3日は落ち着いても、その後は元通り。
鬼のような形相で「何度も言っているでしょ!どうしてできないの?」の繰り返し。
いや、できないから学校に来ているわけで。
それをできるようにさせるのは先生の仕事で。
それがわからない。
わかっていてもできない。
この状態だと担任ができる方法は一つ。
叱るのみです。
そこには特別支援教育も合理的配慮も皆無。
若い時に教えてもらった言葉で今もそうだなぁと思っていることがあります。
『歯を食いしばっても笑顔』
4月転勤して、いきなりの崩壊学級。
担任発表の時の児童の第一声は「お前が次の担任か。お前も潰してやる」でした。
でも笑顔。
「気持ち悪い」
「近寄るな」
普通に無視。
でも笑顔。
お腹痛かったです、毎朝。
行きたくなかったし。
毎朝見ていた目覚ましテレビのテーマソングが流れると、毎日憂鬱になっていました。
そこからクラスが回り始めるまで4ヶ月。
本当にしんどかったです。
回り始めてしまえば、楽しい毎日。
3月末にはクラス全員に向かって「あの頃、本当ヒドかった。一生忘れないからな」と笑いながら雑談で言えるようになっていました。
もちろんいい雰囲気の中で。
学校に行きたいと思わせるのも、逆にするのも教師次第。
いい形で児童生徒に教育を提供していけるようになりたいですね。
□不登校きっかけは「先生」「体調」 5割が「休み始め」半年以内~文科省 不登校児童生徒の実態調査https://www.kknews.co.jp/post_health/20211018_1b