長期休み後は遅いのが当たり前
長期休みはリフレッシュできたでしょうか。
子どもたちとは早く会いたいけれど、仕事は大変だな…
また朝早くから夜遅くまで働く毎日が始まる…
といった気持ちが出てくる時期です。
それだけではありません。
会議や研修は、なかなか気が乗らないというのが正直なところではないでしょうか。
しかも夏休みや冬休みの終盤ともなれば、さらにその気持ちは大きくなります。
これは一人だけの話ではありません。
組織体としても同じです。
子どもたちがいる時期と比べて、どうしても動きが遅くなります。
そうした時に「早くしてほしい」と思っても、それは無理です。
気持ちというのは、思ったよりも行動に出ます。
その気持ちが学校に向いていないのですから仕事の速度は上がりません。
先生方ご自身の家族のため、親戚のため、自身のリフレッシュのため…
一度心のエネルギーを仕事以外の何かに向けているので、すぐには元通りのスピードには戻りません。
自分の仕事ノートで仕事を進める
そういった時にオススメなのが、
自分の仕事ノートで仕事を進める
ということです。
夏休み後を例にしてみます。
2学期のスタート時にすることは何でしょうか。
係活動を決める
席替えをする
学級通信を書く
学年通信を書く
遠足の行程を検討する
学年費で購入するものを検討する
各教科の準備物を検討する
各教科の教材研究をする
これだけではありませんよね。
様々なことがあります。
「係活動を決める」ことを例にしてみましょう。
1学期にある程度は組み上がっているとしても、次のようなことを検討する必要があります。
①係活動は1学期と同じメンバーで行わせるか
②すべての係を残すかどうか(動きがよくなかった係を他のものに変えるか)
③もし変えるのだったら、どのような係を作るのか
④変えるにしても、そのままにするにしても、どのような話をするか
⑤何かを変える場合は、どうしたらほとんどの児童生徒が納得いくように決めるか
⑥それらの活動はいつ行うか
⑦一旦決めてスタートさせて、2回目以降の活動はどのようなペースで、どの時間に実施するのか
先ほどの項目のすべてにこうしたことを考える必要が出てくるのです。
じっくり考えようとすると時間がいくらあっても足りません。
次の学期も定時で帰れない日々が続いてしまいます。
そうではなく、
開始前の時間
休憩時間
終了後の時間
こういった隙間の時間で進めてしまうのです。
それだけではありません。
開始前の時間
休憩時間
終了後の時間
こうした時間を活用することも可能です。
長期休みの後は、こうした時間が多く出てきますので、活用をしてみましょう。
会議や研修は正しく参加
ただし、です。
会議や研修はきちんと受けます。
自分の番ではきちんと話します。
その方が効率がよいですから。
あとでその会議や研修で話されていたことを思い出そうとする。
これは時間の無駄です。
提出物など、その場で処理できることはその場でやってしまいます。
それでも時間が余ることはありませんか。
そういった時間に空いた思考力で進めてしまうのです。
あくまで内職(本来すべきこと以外の内容)的なものですので補助的にします。
それでも相当に進めていくことが可能です。
少しずつ各教員に配布されたタブレットで事務作業などができるようになってきていますので、それでも構いません。
ポイントになるのは、
空いている時間を暇で持て余さない
ようにすることです。
ちょっと心掛けるだけでも、時間の使い方が相当に上手になるかと思います。