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【先生の夏休み】書店に足を運んでみませんか?本からの学びは『格安で効果的』です

夏休みや冬休みなどの長期休みに『自己研修』をしてみませんか

夏休みに入ると約1週間〜10日で研修や講座などが落ち着いてきます。
冬休みは終業式直後からほとんどの業務は終了します。

そうなると、先生ご自身がレベルアップのために様々なことが試せる時間になります。
休暇はもちろん大切です。
リフレッシュをして、エネルギーを充電する時間は、教員でも不可欠です。

1日教養、1日休養

パナソニックの松下幸之助さんは、週休2日制を民間で初めて導入したことで有名です。
それまでは休みは『日曜日だけ』でした。
この制度を導入の時には大反対があったそうです。
というのも、その当時は、週に2日も休むという考え方そのものがありません。
しかも、モノを作れば売れる時代。
休めばその分、利益が下がります。
民間企業にとっては死活問題になりかねないからです。

その時に松下さんは、

1日教養、1日休養

と社員に伝え、この制度をスタートさせたと言います。

1日は会社のために自身を高める。
1日は自分や家族などの大切な人のために休暇を取る。

教員にとっての長期休みも同様ですね。

さて、皆さんも長期休みに入ったら、書店に足を運んでみてはいかがでしょうか。

知恵を集積した「本」は安い

私自身、執筆経験が結構ありますので実感しているのですが『本は安い』です。

①関連書籍の購入

まず、執筆をする際には、関連書籍を全て購入します。
ざっとですが眺め、自分自身が立てたコンセプトや内容と重複していないかをチェックします。
この作業ができていないと書いてから編集者から「〇〇という本と同じ」と突き返しをもらうのです。

②現地視察や研修受講

次に内容です。
教採ではそこまでではありませんが、国語や社会、体育などの教育関連書籍は現地視察が必要になることが多いです。

古墳や漁業など関連する写真を撮影する。
作者の故郷にあるその作者の記念館へ行く。
関連するセミナーで研修を受講する。
自分が作った授業プランをよそのエリアの児童生徒や教員にやってみる。
国立国会図書館などの大型図書館で情報の裏をとる。

当たり前ですが、ウソはつけません。
となると、情報が本当に正しいかの確認が不可欠になります。
足を運び、関連書籍の調査というのは基本になります。

③執筆作業

そこまでしてから、実際の執筆作業です。
内容にもよりますが、私の場合は1ページ2時間程度。
体育の場合はイラストを多用するため1ページ5時間程度。
集中力が保たないので、夏休みなどの長期休みに一気に書きます。

1冊の書籍が大体200ページです。
単著(1人で執筆する場合)は3ヶ月以上がどうしてもかかります。

その後、複数回の校正作業を繰り返して、ようやく出版。
企画を立てて半年程度経っています。

編著(複数人で執筆する場合)は、実際の執筆作業が早くなりますので、もう少し短期間で可能です。

いずれにしても、こうして作ったものが書店に並んでいます。

ぜひ書籍をめくるだけでも…

教育書であれば1,500〜2,500円程度。
他の書籍からしたら割高なのですが、それでも相当に安いと思います。
正直2刷といって増刷しないと、黒字にはならないくらいのレベルです。

児童書、新書、教育書…
購入するまでではなくても、書店に行って、ちょっとめくってみるだけでも、かなり違います。
ぜひ夏休みの過ごし方の一つとして、書店を試してみてはいかがでしょうか。

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