先生
使命感、教育的愛情、教養など、6つの資質能力があります。そのいずれかに絞り、自分自身の言葉で説明できるようにしておきましょう。
平成9年教育職員養成審議会第一次答申で、いつの時代にも求められる資質能力は次のように提示されています。
①教育者としての使命感
②人間の成長・発達についての深い理解
③幼児・児童・生徒に対する教育的愛情
④教科等に関する専門的知識
⑤広く豊かな教養
⑥これらを基盤とした実践的指導力 等
すべてについて考えを述べると要点が散ってしまいますので、1つに絞っておきましょう。
例文
(「③幼児・児童・生徒に対する教育的愛情」の場合)
私は、いつの時代にも求められる資質能力の中でも「児童(生徒)に対する教育的愛情」が最も重要だと考えています。児童を褒めることや認めること、そして可能性を信じることはもちろん大切です。それと同時に人を傷つけることや危険なことをした時には、毅然と指導をすることも求められます。そういったことを包括しているのが、この教育的愛情という言葉だと考えているからです。
先生
「指導」は褒めること・叱ることという両面から考える必要があります。どちらも必要だという考えのもとで自身の考えを組み立てていきましょう。
■【教育の2面性】
教員には優しさも厳しさも求められます。どちらかしかない場合、どちらかに偏っている場合は、学級経営にも歪みが出ます。この2面性を考えて指導をしていく必要があります。