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【新型コロナウイルス対応】学校休校:学習保障のため親ができること

学校休校の1番の影響は『学習保障』

新型コロナウイルスの拡大防止のため、学校が約1ヶ月休校になりました。保護者の立場からすると「仕事どうしよう」という悩みが大きいと思います。しかし、学校の先生からすると「学習保障をどうしよう」というが大きな悩みの1つなのです。夏休みが約40日、今回の休業はこのペースでいけば約30日。夏休みより短いのですが、それでもかなりの危機感があります。

夏休みとの大きな違いは下記の2つです。

①計画的な休業ではなく、対処ができなかったこと
②年度末であること

知り合いの先生が次のように教えてくれました。

先生
せめてもう少し時間があれば、年度末までの学習ができたのに…

休業中のプリントを学年に応じた形で出すこともできず、3月に終える予定だった学習単元と学年のまとめ学習もできず、といった状態になってしまったのです。

それでは4月にやったら良いのでは?という考えもあるとは思いますが、その先生が次のように続けました。

先生
1ヶ月も間が空いたら子どもは忘れてしまう。
それを取り戻す時間、やり残したことをやる時間、そして新しい学年の学習、この時間は現状ない。
クラス替えがある学年はなおさら厳しい。

これはなかなか大きな事態です。そこで、今回は、

子どもの学習時間を確保しましょう

について考えていきます。

まずは子どもの学習時間を確保しましょう

一般的に学校での授業は、低学年は45分×5時間、中・高学年は45分×6時間あります。これと同じことを家庭でやるのは不可能です。学校というのは、授業を専門とする場だから可能です。それを無理に一ヶ月近い間、家庭で行おうとすると子どもも保護者もしんどくなります。
ここでいう学習時間の確保は、

生活リズムの中に夏休み程度の学習時間を組み込む

ということです。目安となるのは『学年×10分』程度です。そんなに短くていいの?と思うかもしれません。断言します。いいんです!大切なのは、時間ではなく継続することです。決めたことが続かないことの方が大変です。『保護者が言ったことをやらなくても良い』と子どもが誤学習してしまうことになります。
では、生活リズムの中のどこに組み込めば良いのでしょうか?選べるのでしたら、午前中の早い段階の方がよいです。大人も一緒ですよね。面倒なことはさっさと終わらせるというやつです。学校では「1〜2校時はゴールデンタイム」と言われることもあります。脳が疲れておらず、集中しやすいからです。保護者の方が一緒に勉強を見られると、なお良いですね。

【子どもの学習時間を確保する】
・家庭学習の時間を確保する(目安は学年×10分)
・毎日継続することを目指す
・時間は午前中の早い時間がよい

学習で使えるサイトと利用法

お子さんが保護者のスマホでYouYubeを見たり、ゲームをしたりすることがあるのではないでしょうか。もちろん時間を決めて、ルールを守って、と言った家庭ルールがあればよいと思います。しかし、それだけではもったいないです。

せっかくの機会ですので、子どもに教えてあげたいサイトを3つ紹介します。たった3つでよいです。これらを知っているだけで、子どもたちは自主的に勉強に時間をかけていくことができます。

NHK for School

学校でもよく使われるサイトです。学年別・教科別になっているので、ちょっと復習をしてみようかな、という時に気軽に活用できます。

お子さんと閲覧する際は、次のように使うのがオススメです。これ、当たり前のように思えて、なかなかできません。「親が見せたいページ」「親が興味があるページ」に行ってしまうからです。そうすると、子どもは次から自主的には見なくなってしまいます。ぐっと堪えて、子どもの話を聞いて、閲覧をしてあげてくださいね。

①まずはトップページを開く
②トップページを上から下まで一緒に見る
③「面白そうなページはあった?」と聞く
④そのページを閲覧する

【NHK for School】のサイトへ行ってみましょう!

scratch

scratchは、スクラッチと読みます。2020年から小学校で必修化される学習、

プログラミング

のサイトです。「えっ、親もやったことがないのにプログラミング?」と思われるかもしれませんが大丈夫です。第一ステップとしては、ゲームをするような感覚で楽しんでもらえたらよいです。世界中のいろいろなところで作られたプログラムで遊ぶことができます。そう言った「遊びの中から学ぶ」ことができるサイトなのです。

ですから、手順としては、次のように一回目をやってあげましょう。

①まずはトップページを開く
②トップページを上から下まで一緒に見る
③「面白そうなページはあった?」と聞く
④そのページを閲覧する

「あれ?同じ…」と思われましたか?同じです!

サイト学習の基本は「一緒に閲覧」をして「子ども自身に選ばせる」

ことがポイントになるのです。

実はこれ、大人も一緒です。新しいスマホを手に入れた時、説明書を読みませんよね?触りながら覚えていきます。今の機器やサイトはそのような作りになっているのです。大人の大切な仕事は見守ることです。

【scratch】のサイトへ行ってみましょう!

TOSSランド

「トスランド」と読みます。教師向けのサイトですが、早速、新型コロナウイルスについてまとめています。3月3日18:00の時点で20件のサイトがアップされています。内容は対教師向け、対児童向け、対保護者向けと様々です。

・<コロナウイルス対応>ドラッグストア定員のつぶやき
・【コロナ】家庭学習の時間割枠と「することリスト」
・文科省発:臨時休業期間における小学校における学習支援コンテンツ集

などの親として知っておきたいこともアップされていますので、閲覧してみてはいかがでしょうか。

【TOSSランド】のサイトへ行ってみましょう!

【学習で使えるサイトと利用法】
NHK for School
scratch
TOSSランド
・親としてすることは「初回は一緒に閲覧する」ことと「子どもに見たいページを選ばせる」こと

まとめ:子どもの学力は保護者のちょっとした配慮で伸びる

学力は伸びるか落ちるかの2択だと言われます。伸びる時はがんばっている時、落ちるのはやらない時です。では学力を維持しているというのは、どのような時なのでしょうか。これは最低限度やっている時です。

やらなければ必ず落ちるのが学力

です。今、大変な時ではありますが、子どもの学力を保証するため、できることをしていきたいですね。

https://kyosai-concierge-salon.com/photo/news-1454/

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