【教採筆記試験】何割で合格?どんな本を買ったらいい?に答えます

先生、筆記試験ぜーんぜん勉強してないです!
ゆうき君
ゆうき君
先生
先生
猛者ですね…
で、何からやったらいいかを聞こうと思った?
そうなんですけど…
そもそも、教職教養、一般教養、専門教養って何が違うかも分からなくて…
ゆうき君
ゆうき君
先生
先生
なるほど、そこからですか。
では、ゼロから一緒に学びましょう。
講座が終われば、分かるようになっていますよ!

何割とれば合格ですか?

これはどこの自治体も非公開です。

じゃあ、わからない…

確かにそうですが、
データからわかる大体の合格ラインがあります。

およそ6~7割

です。
校種によって異なりますが、

小学校志望では低め
中・高志望では高め

の傾向があります。

倍率が下がっているとはいえ、いわゆる「足切り」はあります。
あまりに低い点数では受かりようがありません。

最低でも6割を取る勉強が求められます。

筆記試験の内容をザックリ教えて!

筆記試験は大きく3つに分けられます。

①教職教養
②一般教養
③専門教養

です。
これらは自治体によって、少しずつ呼ばれ方が変わることがあります。

では、それぞれに見ていきましょう。

①教職教養

教職に関する法律が主になります。
一言に「先生」といっても公務員ですから、関連する法律がいくつもあります。
それらの知識をもって教員を目指してください、ということです。

具体的には、
日本国憲法
教育基本法(教基法)
学校教育法(学教法)
学校教育法施行規則
学校保健法
学校保健法施行規則
地方公務員法
などがあります。

他のページで紹介していますので、ぜひそちらも見てくださいね!

②一般教養

一般教養に一番近いのが、

大学受験

です。
大学受験の時にみなさん、様々な教科を勉強したのではないでしょうか。

国語の現代文や古典、
数学の数式、
社会の歴史、
理科の化学…

こういったものが一般教養です。
それに加えて、例えば、

自治体の特徴

などが出題されることもあります。
次のようなものです。

『本自治体の花、木、鳥の組み合わせとして正しいものを選択せよ』
A しだれ桜、北山杉、オオミズナギドリ
B (以下省略)
C
D

これは京都府を例に作成したものですが、こういった問題は他にも、

小説家
歴史上の人物
名所
世界遺産
国宝・重要文化財

などでも考えられます。
ひと通りは回答できるように調べておくとよいかと思います。

③専門教養

中・高校教員や養護教諭などの場合は、専門教養の出題範囲はわかりやすいです。
各教科や校種の専門性を審査する試験問題が出題されます。

ややこしいのは小学校志望の場合(小学校全科)です。

特に大学生の方が初めて受験する場合には、勉強を始めた段階で、

一般教養と専門教養の違いがはっきりしない状態

になってしまいます。

教採コンシェルジュに来られる受験生の中には、
「実際、一般教養と専門教養(小学校全科)なんて違いはないですよね?」
とおっしゃる方もいます。

でも…違います。

専門教養(小学校全科)で、

学習指導要領が出題される

からです。
学習指導要領には各教科の目標や学習内容が記載されています。
例えば、国語の場合ですと、

昔話や神話は低学年
短歌や俳句は中学年
古典や漢詩は高学年

といったことが知識として必要です。

そういった中身に比重を置いて学習を進めることになります。

どんな勉強をしたらよいの?

大きく3つに分類されます。

教職教養で出される「法律」
一般教養で出される「大学入学程度の学力」や「自治体情報」
専門教養で出される「学習指導要領」や「専門科目」

それらをバランスよく学習していく必要があります。

費用をかけないで進める方法、
費用をかけて進める方法、
この両方を紹介します。

ちなみに教採にかかる必要の平均額は約35万円と言われています。
あまりにかけないで進めるのは非効率的です。
その分、情報を集めるための時間がかかります。
そこは上手にバランスを考えながら進めましょう。

【費用をかけないで進める方法】

合計40,000円程度です。
「えっ、高い!」
と思われる方は、生涯賃金を考えてください。
教員は一般公務員よりも高いお給料をいただきます。
生涯賃金にすると約3億円です。
それをいただくスタートラインに立つ費用です。
40,000円であれば必要経費だと思います。

まずは書店に公務員試験対策本が売られているコーナーがあります。
そこへ行きます。
購入するのは、

・〇〇教養の対策本(実際に勉強するもの)
出来るだけ薄いものを選び、きっちりと覚える方が、分厚いものを勉強するよりも効果的です。・自治体別の対策本(出題傾向を調べるため)
〇〇(自治体)の教職、論作文・面接、となっています。・教採関係の雑誌(年間購読申込をする)
お好みのもので構いません。
ここで年間購読の申込をします。
毎月書店へ行くのは時間の無駄です。その分、勉強時間に充てた方がよいです。

合計5〜7冊ほどを購入しましょう。

次にするのが、

模試の申込

です。
例えば、今が4月であれば、

4〜7月までの毎月の模試に申し込む

ようにしましょう。
こちらも何度も申込をすると手間ですので、一括でします。
勉強がうまい方がこうしたところで手間を削る作業をしています。

申し込むのは、

筆記試験の模試、論作文添削

です。

【費用をかけて進める方法】

合計10万円程度です。
通信教材です。
教採関係の雑誌に広告がついていますので、そこから申込をします。

通信教材の魅力は、何と言っても、

自動化

です。
ダンボールに一括で必要な情報が全て届きます。
申込時にチェックを入れておけば、

模試の申込も済

です。

あとはひたすらに勉強するだけ、という状態を作ることができるのです。
あれやこれや「どうだろう?」と悩まずに済む費用として払うのであれば、ありかと思います。

いずれにしても、選んだものをあとはひたすらに学ぶ、ということになります。

まとめ

最低でも6割を取る勉強は、時間を積み重ね、学習を進めていけば、必ず到達できます。

自宅で行うもよし、
図書館のような公立施設で行うもよし、
大学で友だちと切磋琢磨するのもよし。

選択肢は様々ありますが、ぜひ時間を重ねていきましょう。

2023年教採の合格を目指す
すべての皆様へ

教採コンシェルジュSchool

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