【教育実習】あいさつ・日誌の出し方など『単位認定』のためのルール確認

来月から教育実習なので帰省します。
あかりさん
あかりさん
先生
先生
楽しんできてくださいね。
ただ…無事に教育実習を過ごしていけるか不安なんです。
単位をもらえないような失敗をしたり、
楽しくできなかったらと思うと…
あかりさん
あかりさん
先生
先生
ポイントを押さえておけば大丈夫です。
今回は教育実習について勉強しましょう。

当たり前って何?

「当たり前のことを当たり前にすれば教育実習は楽しくできる」
と言われることも多いようです。

では、その当たり前って何でしょうか?
一言で言うと、

どの仕事に就いても必要な能力

です。
具体例と共に一緒に見ていきましょう。

伝わるあいさつ

指導教員や児童生徒に
「あいさつをしている」
という方がほとんどかと思います。
しかし、それは、

伝わるあいさつ

でしょうか?
伝わるあいさつは、

笑顔で
目を見て
通る声

そして、

おまけの一言

を入れるとよいです。
例を見てみましょう。

おはようございます。
あかりさん
あかりさん
先生
先生
おはようございます。
今日は、
生徒の名前を半数は呼んで話しかけようと思います。
あかりさん
あかりさん
先生
先生
なるほど。
大切なことですね。
がんばってください。

担当教員の手を止めない程度に、
ちょっとしたことを付け加えるだけで、
より積極的に関わりを持てるようになります。

約束を守る

特に小学校に多いのですが、次のように話しかけられることが多いです。
「先生、遊ぼう」
「先生、給食一緒に食べて」
「先生、移動教室に行こう」

とてもうれしいことなのですが、同時に、

約束を破る可能性がある

のです。
A君から言われて約束をする。
その後、BさんからもC君からも…と何人からも言われる。

それぞれ、いつの休み時間、どこへ行く時と約束をしていき、
あまりに多くて忘れてしまう。

繰り返すと、実習生といえど児童生徒からの信頼を失います。

教育実習でありがちなことです。
こうした場合は、例えば次のようにすることが考えられます。

《約束を守る》

先生、昼休み、ドッジボールして遊ぼう!
うれしいなぁ。
でも昼休みはAさんたちのピアノを聴いてと言われてるから遊べないんだ。
あかりさん
あかりさん
じゃあ、明日の中休みは?
C君たちと鬼ごっこの約束なんだ。
明日の昼休みなら空いているからどうかな?
あかりさん
あかりさん
いいよ!

※約束は忘れそうならメモをしましょう(社会人としてのスケジュール管理と同じです)。

※普段の生活と違う実習中は疲れます。遊ぶことは大切ですが、体調が優れない時は、室内でのおしゃべりや職員室で教材研究するなどして、コントロールをしましょう。

平等さを保つ

何も気を遣わないと、
元気のよい、声の大きい、いわゆる力のある児童生徒とだけの交流になってしまいがちです。

「たくさんの子どもたちと交流を持ちました」
といっても実際はクラスの1/3だけだった、というようなこともよくあります。

クラスには、先生と話したいけど一歩目を踏み出せない子どももいます。

その児童生徒に声をかけることも大切なことです。

名簿などを使ってチェックしてみるとよいかもしれません。

締切前の提出をする

毎日の実習日誌にはうんざりしてしまいます。
朝の会から全ての時間の観察記録、帰りの会まで…
それでも締切前の提出をするようにがんばりましょう。

と言うのも…担当してくださっている担任の先生も、

普段の仕事に追加して教育実習生の対応をしている

からです。
もちろん「仕事」ですからやりますが、
同じやるのであれば気持ちよく進めたいと考えています。

みなさんががんばって書いている実習日誌。
そのように理解してくれているからこそ、担任の先生も全て読んでコメントを書いています。

相手(担任)の気持ちを想像して、締切を守るようにしましょう。

隙間時間を有効活用

一般的な実習日誌は、

朝の会
1時間目
2時間目
3時間目
4時間目
給食
掃除
5時間目
6時間目
帰りの会
児童生徒の様子
授業記録
所感

のような項目があり、それぞれ3行程度の文章を書く必要があります。
こうしたものは、

まとめて書くと心が折れる

ので、

隙間時間を有効活用

して、少しずつ書いていきましょう。

朝の会の途中
授業中の5分間
休み時間に少しだけ早く教室に戻って
給食を食べ終えた後
放課後のまとめの時間の待ち時間

このような時間を使って、少しずつ少しずつ進めていくことを心がけるとかなり楽に進めることができます。

感謝の気持ちを伝える

何かをしてもらった時に、
「ありがとうございます」
という言葉自体は出ていると思います。

これをより伝わりやすい形で話すようにしましょう。

名前を呼ぶ

ただ「ありがとうございます」と言うだけではなく、
〇〇先生、ありがとうございます」
と名前を入れましょう。

これは、思っているよりも効果があります。

みなさんも2〜4週間程度しか一緒にいない方から、
名前を覚えてもらえたらうれしいのではないでしょうか。

何への感謝かを入れる

「〇〇先生、体育の指導案へのコメントありがとうございます」
のように具体を入れると伝わりやすくなります。

実習をしているみなさんにとっては、
『さっきのこと』でも、
担任の先生は、並行していくつかの仕事をしています。

忘れてしまうのです。
ですけら、具体を入れる方がわかりやすく、伝わりやすいです。

名前と内容、この2点を入れるだけで、伝わり方がグッと変わります。

こうしたことは児童生徒への対応でも同じことです。

番外編:先生へのお礼は必要?

結論から言うと『不必要』です。

仕事でしていることですので、
なくても全く問題ありません。

もちろん手紙を書いたり、
打ち上げをしたり(地域によって禁止のところもあります)、
といったことは気持ちの問題です。

お礼をしようと思ったらやってみる、
くらいの感覚で大丈夫です。

ただし、社会人同士の関係でもあるように、
最終日には、
「ありがとうございました」
といったあいさつはしましょう。

まとめ

「当たり前」を見直すことで、
教育実習を気持ちよく過ごすことができます。

単位のために…と言う方もいるとは思いますが、
それでも児童生徒は楽しみにしています。

ぜひ「当たり前」をこなしつつ、
よりよい教育実習にしていただけたらと思います。

2023年教採の合格を目指す
すべての皆様へ

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