【新型コロナウイルス対応】学校休校:子どもの遊び場を真剣に考える

子どもの遊び場がなくなる

全国一斉で公立小中学校が休校になることになりました。新型コロナウイルスの影響です。2〜3日だけ学校が休みになるのであれば、子どもたちも嬉しいかもしれませんが、今回はそのように喜んでばかりはいられません。それには次のような理由があります。

いつ収束するか分からないため休業期間が不明瞭
保護者の勤務体制も不明瞭
様々な人が集合する可能性がある施設の臨時休業

保護者が動けない、動けたとしても行くところが無い、そもそも動いてよいか自体がわからない。様々な悩みが出てきます。全て自己責任とはなりますが、それでも決定しなくてはいけないのが保護者です。考える材料の1つとして活用していただければと思います。

「いつもと違う」は「短時間」「期間限定」だから耐えられる

ガマンは短時間であれば耐えられます。また、ゴールが見えている状態であれば耐えられます。
今回はこれに耐え難い状態です。

短時間というのは、あくまで子どもにとってです。大人でも、いつもと違う生活は1日でも厳しい場合があります。子どもたちであれば尚更です。また、期間限定だから耐えられるというのもあります。これまでに起きてきた大災害と今回のコロナ対策の大きな違いはここにあります。

台風・地震などの自然災害:起きてしまった後の対応
今回のコロナ対策:今起きていることへの対応

つまり、

終わりが明確では無い

ということです。台風や地震であれば、よくなっていくという状況の変化が目にみえますし、それがよくなったら終わりとなります。コロナ対策は、病気が収束したら終わりとなります。これは現状、誰にも分かりません。「いつまで続くのか不明」というのは、思った以上のストレスとなります。こうしたことを考えると、

耐えることには限界がある

とあらかじめ思っておくと保護者が対応する際の1つの指針となります。

テーマパークなどの人が集まる場所の現状

人が集まる場所の現状を調べてみました(3/1現在)。

東京ディズニーランド:3月15日まで休園
ユニバーサルスタジオジャパン:3月15日まで休園
京都市水族館:3月15日まで休館
サッポロビール博物館:当面の休館
沖縄美ら海水族館:3月15日予定

サッポロビール博物館のように確定していない場所もあるようですが、休園・休館が決まっている場所は概ね『3月15日』がひとつの目安になっているようです。
つまり、

入場料などの施設料を払って入る施設は、調べてから行く必要がある

という状態になっています。毎日のようにこのような施設に遊びに行くのも現実的には難しいですので、違う手段を考えないといけません。

子どもの日々の遊びをどうするか

結局はこれを考えなくてはならないだろう、という話になります。学力はもちろん大切です。しかし、それと同様に小学校くらいのお子さんにとっては、遊びも重要です。遊びが社会性を養う場になっているからです。そのように考えると、

遊びがゼロの状態は数日しか保たない

と言えます。

新型コロナウイルスへの感染はさせたくない。しかし、遊びはさせてあげたい。このジレンマをどのように乗り越えるのかは、今ある情報を整理して、保護者一人一人の選択となります。厚生労働省ホームページから引用してみます。赤線は、保護者が子供の遊びを考える際に特に大切だと思われる部分です。

国民の皆さまには、新型コロナウイルス感染症の特徴を踏まえ、感染の不安から適切な相談をせずに医療機関を受診することや感染しやすい環境に行くことを避けていただくようお願いします。また、手洗い、咳エチケット(咳やくしゃみをする際に、マスクやティッシュ、ハンカチ、袖を使って、口や鼻をおさえる)などを徹底し、風邪症状があれば、外出を控えていただき、やむを得ず、外出される場合にはマスクを着用していただくよう、お願いします。
【厚生労働省ホームページ(国内の状況について3月1日12:00現在)】

手洗いや咳エチケットは当然だとして、ポイントは後半の赤線部分です。

ここは考えの分かれるところだと思いますが「やむを得ず、外出される場合」をどのように捉えるかは検討しなくてはいけません。

お子さんが罹患するのは避けたい
気持ちよく遊ばせてあげたい

この2つのと「やむを得ず、外出される場合」をバランスよく考える必要があります。

本ホームページでは、

1日の一定時間子どもと外で遊ぶのはやむを得ないのでは無いか

と考えています。もちろん地域の状況によって異なりますが、一ヶ月近い期間、子どもを家に閉じこもらせておく方が心身共に不健康を増長させますし、成長にとっても悪影響です。

そのように考えると「では、どこで遊ばせるのか」を考える必要があります。2/29(土)、3/1(日)の週末にドライブしながら、次のような条件のところはどこかを探してみました。

・近い
・人混みが少ない
・子どもが走り回れる

いくつか見つけたので紹介します。

【近所の公園】
いつもほとんど子どもたちがいないな、と思っている場所でした。実は今まで一度も使ったことがないのですが、使ってみるとなかなか良いです。滑り台・ブランコ、といった一定の遊具もあります。もちろん大型の複合遊具などはありませんが、それだけが遊びでは無いです。家族で遊ぶには十分でした。

【神社やお寺】
知り合いの神社のところへも寄ってみました。子どもとフニフニの柔らかいボールを投げて遊んでいたところを神社の方が通ったので話を聞いてみました。「なかなか遊び場がなくて…」「節度を持ってでしたら大丈夫です。昔、神社は鎮守の森と言って、子どもたちの遊び場でしたから、こういう時こそ見直していただければ嬉しいですね」嬉しいお言葉でした。(もちろん場所によるとは思いますが…)

【海や湖・池】
水場は夏だけ、ではありません。オールシーズン使えます。というのも、水場の周りは広い場所を確保してあることが多いからです。公園としての機能を持っていなくても、バドミントンやちょっとしたボール遊び、自転車練習などができそうです。釣りをするなら、楽しさ倍増ですね。(うちはよく行きます)

家庭責任のもとに上手に遊ぶ

新型コロナウイルスの流行を抑えるために一人一人の行動に配慮が求められています。それには一定の対応が必要かと思います。しかし、対応が過度だと辛いのは子どもたちです。
大切なのは、それを踏まえた上で『どのように遊ばせるか』を考えることだと思います。ぜひ、ご家庭での判断材料の1つにしていただければと思います。

こちらのサイトもよく読まれていますので、よろしければどうぞ。

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